小池知事定例会見2月24日(全文1)快適通勤ムーブメントを今年の夏から実施
東京都の小池百合子知事が24日午後2時から定例会見を行う。 22日に開会した都議会での施政方針演説で、小池知事は2020年東京五輪・パラリンピックの仮設施設の整備費について「都も負担する」ことを検討すると表明。豊洲市場問題では、都議会が百条委員会の設置を決め、石原慎太郎元知事らの証人喚問の日程を協議する。 【中継録画】小池都知事が午後2時から定例会見 百条委設置や五輪費負担は 今夏の都議選をめぐっては、小池氏系の候補が過半数に迫るとの見方が報じられている。
快適通勤ムーブメントの実施について
朝日新聞:ただ今から小池知事の定例記者会見を始めます。では最初、知事からお願いします。 小池:皆さん、こんにちは。それでは定例記者会見、始めさせていただきます。まず、ご協力いただいております東京大会オリンピック・パラリンピックのメダルの材料となります都市鉱山。8日間でこういう形ですけれども、4600個を超えるご協力をいただいております。そしてお持ちいただいた方には、こういう私からのお礼状というか、お礼カードをお渡しするということでございます。引き続き、ご協力のほどお願いを申し上げます。 今日は私のほうから5つ、ご報告をまずさせていただきたいと存じます。まず満員電車の混雑の緩和に向けまして快適通勤ムーブメント、これを実施することといたしました。この満員電車の混雑緩和というのは社会の生産性向上のための重要な課題であります。そこで多くの方々に快適な通勤を体験してもらう、効果を実感してもらうということを目的に快適通勤ムーブメント、これを今年の夏から実施をすることといたします。このムーブメントへの参加について広く呼び掛けを始めていきたいと思います。2020年の大会を見据えて継続的に実施をしていくことといたしております。 これは具体的には鉄道を利用する方々、民間企業の皆さんに時差出勤、フレックスタイム、テレワークなどをお願いすると。それと、鉄道事業者の方々には、例えば協力してくださる方にはポイントを付与して、それで豪華景品が当たるとか、いろいろ工夫をされておられます。それから混雑の見える化などに取り組んでいただくということを期待しております。 またこうした取り組みに積極的に参加される鉄道事業者や民間企業の皆さまに対しては表彰制度を設けると、こういったことを考えております。ゴールデンウィークの前後に快適通勤プロモーション協議会、これは関係者の方々にご参加いただいて、それをベースにしていろんな知恵を出し、そして快適通勤ムーブメントへの協力を呼び掛けてまいります。 それから物理的に輸送力の増強などのハードの整備も重要であります。例えば小田急さん。小田急線では来年3月に都の連続立体交差事業で、これと一体となりました複々線化が完成するということ。それから西武鉄道ではベビーカーなどをお使いの方々が、そのまま安心・安全に利用できるパートナーゾーンというそうなんですけれども、ベビーバギーを押しながら、そのまま入れるといったような新型の通勤車両が今年3月、もう来月ですけれども導入されるということで、ハードとソフトと、それから利用者と事業者、それから企業や組織ですね。例えばフレックスタイムを導入するであるとか、テレワークを導入するであるとか、主体となる方々が非常に多いんですけれども、そこをつなぐ協議会をつくるという、こういうご報告でございます。