小池知事定例会見2月24日(全文1)快適通勤ムーブメントを今年の夏から実施
東京都総合教育会議開催について
2番目でありますけれども、教育に関してであります。3月の9日に今年度で3回目の東京都総合教育会議を開催いたしますので、そのお知らせであります。テーマが教育管理職の確保についてということであります。これは実は結構、深刻な問題となっておりまして、都内の公立学校、特に小、中ですね。副校長のなり手が不足をしているという事態であります。女性教員が今、全体の5割強を占めるようにもなりました。一方で管理職選考の受験者が少ないと。先生、教師はするけれども、でも管理職にはなりたくないという方も多いという現実であります。 そこで通常のメンバー、つまり私と、それから教育委員会のメンバーに加えまして、現場の方々からもお話を聞こうということで5名の都内の公立小中学校の校長、副校長、教員の方々にご参加いただくということで教育現場についてお話を伺うこと、それをベースにして解決策を、方向性を見いだしていきたいというものでございます。ちなみに、東京大改革の一環で都庁の職員のご意見、ご提案を伺うという目安箱にも、これは都庁の職員としての先生なので、ほとんどが都立高校になりますけれど、そこからも目安箱に寄せられる件数は極めて多いですね。教育現場におけるさまざまな悩みというのを直接、私のところに届いております。教育の現場、教育の中身もさることながら、やっぱり教職員の人たちが働く環境、これをしっかり整えていくことが必要かと思います。
3番目でありますが、今度は島嶼、島の課題であります。東京には素晴らしい島々、宝物のようにあちこち位置しているわけでありますけれど、そこをもっと磨きをかけようということで、東京宝島推進委員会を開催いたします。あの素晴らしい景観であるとか、ホエール、イルカ、ホエールウオッチングができるとか、海洋資源にも恵まれておりますし、くさやとか、特産品などもあります。こういった宝物にあふれている、その宝島をもっともっとブラッシュアップをしていこうということで、ブランディング、マーケティングなどの専門家からなります、東京宝島推進委員会を立ち上げることといたします。これによって島嶼の活性化を図るというものであります。 メンバーについてはご覧のとおりでございまして、1回目の委員会は3月の9日の木曜日、都庁で開催することといたしております。島の方々は素晴らしい自然であるとか、素晴らしい、いろんな文化っていうのは毎日住んでいると意外とこんなものだと思われがちですけれども、それは実は大変な宝物だというふうに、いろんな専門家から、そういった宝物を掘り出して、そしてそれを磨いて、マーケティングして、ブランディングをしてということで島嶼地域を活性化していきたいという考え方であります。 ちなみに私、沖縄担当大臣をしておりまして、39かな、有人諸島があるんですけれども、それぞれからやはり同じように名産品を掘り起こして、そこに磨きをかけてということはすでに行ってたところでございます。チーズとか、それからミミガーとか、なんかいろいろ本当に沖縄の素晴らしい物産を、より磨きをかけて販路を確保するといったようなことをこれまで、沖縄担当時代にやっておりました。それの東京の島版であります。