【体の不調は不眠のサイン】快眠の方法を専門家が解説
朝、なかなか起きられない。日中、急激に眠くなる。仕事の効率が上がらない。それ、もしかしたら睡眠の質が低下しているせいかも? 睡眠を改善すればやる気も出るし、体調だって上向きに。東京都内のクリニックで睡眠外来を担当する、作業療法士の菅原洋平先生に睡眠の疑問にお答えいただきました。 【不眠レベル診断】 眠れない原因と対策方法を徹底解説!
教えてくれたのは……菅原洋平先生
作業療法士。ユークロニア株式会社代表。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在はベスクリニックで薬に頼らない睡眠外来を担当。生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修なども行いつつ、テレビや雑誌などでも活躍中。
質のいい睡眠とは?
睡眠効率が85%以上であり、さらに目覚めたときに頭や体が軽く感じられて、しかも寝る前に比べて「回復した」という実感があることが“質のいい睡眠”の条件! <睡眠効率の計算式> 実際に眠っていた時間÷ベッドに入っていた時間×100で計算。単位はパーセンテージ。睡眠効率85%は、就寝して30分以内に寝つき、目覚めてから30分以内にベッドを出られる状態で得られる数値。
体の不調は不眠のサイン。原因を解説!
Q1.就寝前に眠気を感じない “眠くなるから寝る”のではなく“時間だから寝る”という人に起きがちな現象。この状態が慢性化すると、不眠レベルがさらに上昇してしまいます!
Q2.日中眠気を感じて仕事や勉強が捗らない
起床4時間後は、本来であればもっとも集中力が発揮できる時間。その時間に眠くなってしまうのは、睡眠の質か量、どちらかが低下しているサインです。
Q3.帰宅後、就寝前までにソファなどで寝落ちしてしまう
就寝前にウトウトするのが習慣になると、長時間眠っても昼間に眠気を感じるようになってしまいます。眠気を我慢してベッドでちゃんと寝るようにして!
Q4.週末はついつい寝溜めして、翌日から眠れなくなりがち
ウイークデイの睡眠時間と休日の睡眠時間に大幅なズレが出た場合、寝たい時間に寝られないという現象が起こる可能性も。 取材・文/穴沢玲子 イラスト/大谷葵 Edited by 宮ノ原 幸佑
VOCE