【パリ五輪卓球】混合ダブルスの頂点に立ったのは王楚欽/孫穎莎。北朝鮮ペアを振り切って金メダルを獲得!
混合ダブルス決勝戦、第1シードの王楚欽/孫穎莎(中国)が、ここまで世界ランキング2位の張本智和/早田ひな、4位の黄鎮廷/杜凱琹(香港)らの強力ペアを破って決勝へ駆け上がったイ・ジョンシク/キム・クンヨン(朝鮮民主主義人民共和国)を破り、金メダルを獲得した。 第1ゲームは、まるで男子ダブルスかと思うような王楚欽/孫穎莎の鋭いドライブで得点を重ねて奪う。しかし、第2ゲームはイ・ジョンシクの攻撃が孫穎莎を苦しめて北朝鮮ペアが奪う展開に。 第3、4ゲーム目はラリーで優位に立った中国ペアが取って3-1で金メダルに王手。しかし、第5ゲームはアグレッシブに攻撃を仕掛けた北朝鮮ペアが奪うと、第6ゲームもさらに勢いに乗ってきた北朝鮮ペアに中盤はリードされる。しかし、着実に得点を重ねて10-8でチャンピオンシップポイントを握ると、最後はこれまで猛威を振るってきたフォアドライブがミスとなり、中国ペアが優勝を決めた。 混合ダブルスが初採用された東京五輪では決勝で水谷隼/伊藤美誠に敗れ、金メダルを逃した中国。そこから3年、幾度の激戦を乗り越え、悲願の混合ダブルス金メダルを手にした。 ●混合ダブルス決勝 王楚欽/孫穎莎(中国) 6、-7、8、5、-7、8 イ・ジョンシク/キム・クンヨン(朝鮮民主主義人民共和国