角田裕毅、遅刻によりVCARBに対し1万ユーロ(約169万円)の罰金とスチュワード裁定…カナダGP決勝直前、国歌斉唱に遅れる|F1
カナダGP決勝を終え、ビザ・キャッシュアップRBに対して、1万ユーロ(169万円)の罰金が科せられることになった。 同レースで角田裕毅は8番グリッドからレーススタート。残り5周まで入賞圏内で戦い続けるも、ターン8で痛恨のオーバーランから大きくポジションを失い、最終順位は14位という結果に終わった。 だが角田に科された罰則はレース直前のもの。FIA(国際自動車連盟)は、日本人ドライバーがスポーツ規則に違反したと発表している。 「いかなる場合でも、フォーメーションラップの予定開始時刻の14分前までに、全ドライバーは国歌斉唱のためグリッドの最前列にいなければならない」
角田はカナダ国歌斉唱スタート時、所定の位置にいなかったという。VCARBに1万ユーロ(約169万円)の罰金を科し「スチュワードはビデオでその場面を確認し、ドライバーが国歌斉唱に遅刻したと判断した」とその理由を説明している。 VCARB側は「チームはドライバーに対して時刻を適切に知らせなかった」と伝達ミスだったとしているが、国歌斉唱の時には時間通り所定の位置へと到着するのは、ドライバーの責任であるとのこと。 決勝終了後には「僕のミスです」と14位フィニッシュを悔やんだ角田。レース内容とは異なる理由でチームに対して罰金が科せられ、泣きっ面に蜂となってしまった。