【速報】大阪の公立高校 新たに2校で廃校方針が決定 大阪市:大正白稜高と堺市:福泉高「私立完全無償化」影響もあり今年度府立高の約半数で定員割れ
定員割れが相次ぐ大阪の公立高校。新たに2つの学校を廃校とする方針です。26日に大阪府庁で開かれた会議では、府立高校2校の募集を停止する方針が決まりました。 【画像を見る】大阪府公立高校入試2024 倍率を再確認、北野1.28倍 豊中1.57倍 いっぽう定員割れも多く… 1つが大阪市大正区にある大正白稜高校。大正区内の2つの高校が合併して6年前に開校したばかりでしたが翌年から定員割れが続いていました。府教育庁が発表した確定値では、学校全体の競争率は0.46で、定員割れでした。 もう1つが堺市西区にある福泉高校。4年連続定員割れしていて、志願者数の増加が見込めないということです。府教育庁が発表した確定値では、学校全体の競争率は0.60で、定員割れでした。 大阪では去年から「2028年までに9校」をめどに統廃合の計画が進められています。さらに今年始まった「私立高校の授業料完全無償化」の影響もあって、府立高校のおよそ半数が定員割れとなっています。 府の教育庁は府立高校の入試日程を早めて、中学と高校の連携を強めるなどの対策を取るなどとしていて、各地域の学校教育を維持しながら再編計画を進めていく方針です。