ひきこもり支援全国キャラバン 滋賀県大津市
ひきこもりへの理解を深め、誰もが生きやすい社会について考えるイベントが、滋賀県大津市で、7日おこなわれました。このイベント「ひきこもりボイス・ステーション」は、ひきこもりへの理解を深め、必要な支援につなげようと厚生労働省が企画し、国内6カ所で行う全国キャラバンです。この日はオンラインも含めて当事者や支援者およそ230人が参加しました。国の調査では、ひきこもりの人は全国で146万人と推計されています。会場ではパネルディスカッションが行われ、ひきこもりを経験した人が「ずっと独りぼっちでいる感覚があり、毎日不安と向き合いながら生活している」と自らの心境を語りました。一方、ひきこもり当事者を支援するパネラーは「様々なつながり方のその先に新しい価値観ができることは素晴らしい」などとアドバイスを送り、参加者は熱心に耳を傾けていました。