サンチョは今夏での退団が既定路線か マンUが指揮官の去就に関わらず売却を希望
今冬にはドルトムントにレンタル移籍
マンチェスター・ユナイテッドはエリック・テン・ハーグ監督と確執があるとされるジェイドン・サンチョを今夏に売却できるのだろうか。 英メディア『BBC』によると、マンUは来季指揮する監督が誰になるのかに関わらず、サンチョを売却することを目指しており、移籍金を4000万ポンドに設定したという。 10代で加入したドルトムントでブレイクを果たしたサンチョは、2021年夏に7300万ポンドの移籍金でマンUに完全移籍。しかし、在籍する3シーズンでは公式戦82試合で僅か12ゴールと思い描いた活躍はできておらず、入団当初の期待や価格に見合う活躍を残すことができていなかった。 加えて、サンチョはプレイ面だけでなく、ピッチ外でも話題に。昨年9月に行われたアーセナル戦でサンチョをベンチ外にした理由を説明したエリック・テン・ハーグ監督に対して、同選手は自身のSNS上で反論。指揮官との関係性に亀裂を入れる行為をしてしまい、それ以降、ファーストチームへの合流を認められていなかった。 しかし、そんな中でもサンチョは今冬の移籍市場で古巣ドルトムントにレンタル移籍で復帰すると、チャンピオンズリーグ決勝進出に貢献するなど復調の兆しを見せていた。 そんな激動の1年を過ごしたサンチョだが、将来は現在も不透明。当初は関係悪化のテン・ハーグ監督の去就次第では残留する可能性もあったが、ここに来て退団の可能性が高まっているようだ。 同メディアによると、マンUは今夏の移籍市場で投じることのできる予算がファイナンシャル・フェア・プレイ規則の影響で限定されており、資金捻出のために、クラブはレンタル移籍ではなく、完全移籍での放出を強く望んでいるようだ。 今季後半戦でレンタルでサンチョを獲得したドルトムントは、来季の同選手帰還を強く希望しているとのこと。ただし、マンUの望む移籍金を用意できる可能性は低く、再びレンタルでの獲得を目指しているようだ。
構成/ザ・ワールド編集部