復興、少子化対策に関心 射水支局で「14歳の挑戦」 小杉中の3人、夏野市長にインタビュー
富山新聞社射水支局で24日、射水市小杉中2年の磯邊(いそべ)まなりさん、中狹(なかばさみ)咲希さん、門田奈桜さんが職場体験「社会に学ぶ 14歳の挑戦」を始めた。初日は市役所で夏野元志市長にインタビューし、能登半島地震からの復興の取り組みや少子高齢化対策に理解を深めた。 門田さんは、市長を15年間続けて感じる射水の魅力や課題を質問した。夏野市長はベニズワイガニやシロエビなどの食や自然の景観を魅力とし、人口減少を課題に挙げた。磯邊さんは、能登半島地震の復興に向けた取り組みや行政の課題を聞いた。夏野市長は3年後をめどに復旧を進めているとして、「地震など災害の際は迅速に対応し市民の安全安心を守りたい」と述べた。 中狹さんは市の第3次総合計画に掲げる「関係人口132万人」を達成するための取り組みを質問。夏野市長は「射水の魅力発信に力を入れ、友好都市との連携強化を図る」と答えた。生徒に対し「多くのことを学んだり挑戦したりしながら、チャンスをつかんでほしい」とエールを送った。取材を終えた3人は「市長の考えを聞くことができ、貴重な体験だった」「射水について詳しく知りたいと思った」と振り返った。スプラウト野菜を栽培する庄東ノーサンで取材も体験した。