婚活中で「年収800万円」です。相談所で「年収は非公開にしたほうがいい」と言われたのですが、女性で年収が高いのって“メリット”にならないのですか…?
一般的に年収が高いというのはメリットです。婚活においても年収が高ければメリットとなりますが、結婚相談所などでは、「年収が高い女性の場合、収入を非公開にしたほうがいい」とアドバイスされる場合もあるようです。 現代ではかつてより男女の働き方や収入の差が縮まってきていますが、女性の年収が高いことはメリットではないのでしょうか? 本記事では年収800万円以上の女性はどれくらいいるのかや結婚相手に求める条件の変化、年収800万円は婚活中の女性にとってメリット・デメリットどちらになるのかについて解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
女性で年収800万円は高い?
国税庁が実施した令和4年分民間給与実態統計調査によると、女性の給与所得者の平均年収は314万円、男性の平均年収は563万円となっています。また、同調査によると、年収800万円以上の女性は給与所得者の3.1%しかおらず、かなり希少な存在といえます。 男性でも年収800万円以上は16.8%と 6人に1人程度しかいませんが、女性では100人に3人の割合となっており、さらに婚活中の女性ということであれば、同じような年収の女性はほとんどいない可能性も考えられます。
男性も女性に経済力を求める時代になっている
国立社会保障・人口問題研究所が令和3年6月に実施した「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」によると、結婚相手の条件では、男性は女性の経済力を重視または考慮するようになっています(48.2%:前回2015年調査では41.9%)。 また、女性は男性の家事・育児の能力や姿勢を重視する割合が大きく上昇(70.2%:前回57.7%)しています。 ひと昔前であれば、女性は男性に経済力を求め、男性は女性に家事・育児能力や姿勢を求める人が多くいました。しかし、それでは男性側に病気や倒産などのもしもがあった場合に生活が困窮してしまう可能性が高いです。 調査結果も踏まえると、結婚相手の異性に求める条件は多様化しており、人それぞれではありますが、年収800万円というのは他の女性にはない非常に大きいアドバンテージになり得ると考えることもできます。