英紙が指摘「日産がアクティビストの標的になるのは時間の問題だった」
「経営再建させるには奇跡が必要」
米メディア「ブルームバーグ」は、日産は急速に業績が悪化したことによって、日本でもっとも影響力のあるアクティビストの注目を集めたと指摘。エフィッシモの株式取得によって、日産の再建計画に新たな不確実性が加わったと報じた。 最大の疑問は、2030年までに電動車両27モデルを追加するという約束を内田CEOが果たし、再建を成功させられるのか。または、アクティビストという外部からの圧力により、さらに抜本的な変革を余儀なくされるかという点だ。 「すべてが終わる可能性もある。90年代では(ゴーン元会長による経営再建は)可能だったが、今回再建させるには奇跡が必要だろう」と、アシンメトリック・アドバイザーズの日本株ストラテジストは言う。また、「ハイブリッドの需要拡大への対応が遅れたのは、明らかに経営上の判断ミスだ」とする市場関係者の声を紹介している。
COURRiER Japon