【宝塚記念 みどころ】夏の始まりを告げる 灼熱のグランプリ 主役はドウデュース!春秋グランプリ制覇なるか!?
第65回宝塚記念みどころ
競馬ファンにとって、宝塚記念は夏が始まる合図のようなものだろう。 蒸し暑い6月終わりに行われる夏のグランプリレース。日本競馬の上半期の集大成ともなる一戦の歴史を見ると、実力馬たちによる激しく熱い戦いが繰り広げられてきた。 【予想配信】今年は18年ぶりの京都開催!春のグランプリ「宝塚記念」をガチ予想!絶好調の神馬券師・キャプテン渡辺の自腹で目指せ100万円! 例えば2001年は覇王テイエムオペラオーに何度も挑みながら、ずっと勝てずにいたメイショウドトウが早めに抜け出し、オペラオーの追撃を凌いで念願のGⅠ初制覇を飾った。 その2年後の2003年にはシンボリクリスエス、ネオユニヴァース、アグネスデジタルといった豪華メンバーが集まった中、天皇賞(春)を制して勢いに乗ったヒシミラクルがロングスパートを打って突き抜けた。 レース後にヒシミラクルの鞍上、角田晃一が汗だくで装鞍所に戻ってきた姿を見て、夏の香りを感じたファンも少なくないだろう。 以降もディープインパクト、オルフェーヴル、ゴールドシップにイクイノックスと歴代の勝ち馬を辿ればスターホースの名前がズラリ。それだけに今年もスターホースたちの競演が楽しみでならない。
そんな今年の宝塚記念、主役となるのはドウデュースだろう。 新馬戦から無傷の3連勝で朝日杯FSを制し、3歳になってもダービーの舞台で末脚を爆発させ、イクイノックスらを凌いで世代の頂点に立つなど、常に光を浴びてきたスターホースだったが4歳緒戦の京都記念を快勝後、ドウデュースに待っていたのは苦難の道のりだった。 ドバイへ遠征した際に跛行でドバイターフを取り消したことでケチが付いたか、復帰戦の天皇賞(秋)は落馬負傷でパートナーの武豊が乗れないというハプニングに見舞われ、急遽戸崎圭太とタッグを組んだが、直線で伸びきれずに7着完敗。 巻き返しを図ったジャパンCでは4着に入ったがいずれもかつてのライバル、イクイノックスに屈する形となってしまった。 このままでは終われないとばかりにドウデュースが意地を見せたのは有馬記念だった。 武豊が鞍上に戻ってきたことでドウデュース本来の走りを見せ、直線で粘るタイトルホルダー、追いすがるスターズオンアースらとの叩き合いを制して復活の勝利をマーク。 苦難を乗り越えて再び表舞台に姿を現し、多くのファンの感動を呼んだ。 5歳となり、再び主役として迎えた今年。 今回は1年前に出走できなかったドバイターフに臨み5着からの臨戦、京都コースはこれが初となるが、最高のパートナー、武豊とともに歴代最多となる23万8367票を投じてくれたファンのためにも最高の走りを見せたい。