不祥事が続く鹿児島県警 再発防止に向けて 改革推進委員会を開催 公開は冒頭のみ
鹿児島テレビ
2024年、警察官の逮捕が相次ぎ、先週も16歳未満の少女への不同意わいせつ事案で男性巡査部長が懲戒免職となる不祥事があった鹿児島県警で、再発防止に向けて、改革推進委員会が開かれました。 県警本部・岩瀬聡本部長 「再発防止対策を着実に進めていくためには、幹部職員がその役割を認識し、的確な指揮統率と、組織的対処を推進していくことが重要」 11月26日、県警本部では、東京の警察大学校から招かれた講師が、ハラスメント対策を通じた組織マネジメントをテーマに、コミュニケーションのあり方について、約1時間半、話しました。 講話には本部長をはじめ、本部の課長、警察署の署長ら幹部職員約100人が参加したほか、オンラインでも配信され、希望する職員が視聴しました。 鹿児島西警察署・中尾直毅副署長 「知識のアップデートとして非常に有益だった。環境づくり、雰囲気づくりが今後の指導に生かされていく」 また県警が再発防止策の柱として本部長以下、各部長ら幹部11人で構成される「改革推進委員会」も開かれました。 会には県社会保険労務士会の三輪全子会長が招かれ、働きやすい職場環境を実現するために、セクハラやパワハラなど各種ハラスメントの防止についてアドバイスを行ったということです。 県社会保険労務士会・三輪全子会長 「県警察職員が働きやすい職場環境をつくるため、どのようにすれば各種ハラスメントを生じさせない組織の運営ができるかというテーマで議論を重ねることで、幹部の皆さまの理解が深まる一助となれば」 26日の会議は外部の意見を取り入れようという、県警として初めての試みの講話と改革推進委員会でしたが、メディアにはそれぞれ冒頭のみの公開となりました。
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