MF畑のミドル弾と得点王FW山下2発で3-0!大津が公立校として初めてプレミアファイナルを制す!
[12.15 プレミアリーグファイナル 横浜FCユース 0-3 大津高 埼玉] 公立校の大津がプレミアリーグファイナルを制す! “高校年代真の日本一決定戦”高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 ファイナルが15日に埼玉スタジアム2002で行われ、プレミアリーグEAST優勝の横浜FCユース(神奈川)とプレミアリーグWEST優勝の大津高(熊本)が激突。大津がMF畑拓海(3年)の先制ミドルとFW山下景司(3年)の2ゴールによって3-0で勝ち、初優勝を飾った。 【写真】「可愛すぎ」「佐々木大樹のモノマネ?」乃木坂46五百城茉央さんがオフショット公開 横浜FCはプレミアリーグEASTで13勝2分7敗。最終節に2位から逆転で初優勝を果たした。ファイナルの先発はGK大亀司(2年、U-17日本代表)、主将の右SB小漉康太(3年)、CB大川萊(2年)、CB家田唯白(2年)、左SB佃颯太(2年、U-17日本代表)、ダブルボランチが朝見友樹(3年)と管野心人(2年)、右SH中台翔太(3年)、左SH岩崎亮佑(2年、U-16日本代表)、前線は庄司啓太郎(3年)と柴草哲晟(2年)がコンビを組んだ。 一方の大津はプレミアリーグWESTで18勝1分3敗。2位に勝ち点7差をつけ、高体連チームとして初のWEST優勝を果たした。先発はGKが坊野雄大(3年)、右SB野口悠真(3年)、CB五嶋夏生主将(3年、U-17日本高校選抜候補)、CB村上慶(2年、U-17日本代表)、左SB大神優斗(3年)、中盤はアンカーに畑が入り、やや前方に構える清水内定MF嶋本悠大(3年、U-19日本代表候補)とコンビ。トップ下が兼松将(3年)で右SH舛井悠悟(3年)、左SH中村健之介(3年)、そして、最前線にWEST得点王の山下が入った。 ともにリーグ最少失点の堅守やサイドアタックを持ち味とするチーム同士の戦い。大津は前線でボールの収まる山下を活用し、セカンドボールを回収して攻守でボールに係わり続ける嶋本や中村、兼松、畑が局面を崩そうとする。 ただし、やや狭い局面で崩しに行こうとするシーンが多く、相手のDFラインや朝見、管野に捕まってボールを奪われてしまう。8分には左サイドを縦に仕掛けた大神のクロスがPAの舛井へ通るが、打ち切ることができない。対する横浜FCは15分、相手DFのパスミスをインターセプトし、庄司が左足シュート。柴草のポストプレーから速攻を繰り出したほか、徐々に右サイドの中台、小漉が攻め上がる回数や佃のプレースキックからゴールに迫る回数を増やしていく。 だが、クロスやゴール前への浮き球パスは大津の五嶋やGK坊野が安定した対応。大津は村上が随所で前に出てボールを奪い返し、そのまま攻め上がろうとする。前半半ば以降は大津のセカンドボール回収力と攻撃時の浮き球の処理の上手さが光る展開に。大津は嶋本の浮き球パスから山下が右足シュートへ持ち込み、山下の落としから兼松が右足を振り抜く。 また、右CKから野口が身体を張ってゴール前にボールを繋ぐシーンもあった。36分にも兼松が頭でそらしたボールに山下が反応。だが、右足シュートは相手GK大亀に阻まれた。横浜FCは管野の右足ミドルなどで対抗したが、主導権を握っていた大津が前半終了間際に先制点を奪う。 45+2分、大津は連続攻撃から左の大神が中央の山下へパス。これを山下が身体を張って落とすと、畑がミドルレンジから右足を振り抜く。鋭く変化したボールにGKは反応できず、大津がリードを奪った。 横浜FCは後半開始から柴草とMF四日裕歩(1年)を交代。3分には左へ抜け出した岩崎のクロスが庄司へ通る。だが、シュートはヒットせずにゴール左へ。横浜FCは12分にも岩崎との連係で佃が左を抜け出し、狙いすました右足シュートを放つ。だが、ボールはファーポストをヒット。大津は、14分に中村とMF溝口晃史(3年)を入れ替えた。 大津は右の舛井のスピード、切り返しからのクロスや山下のポストプレーからチャンスを作る。だが、横浜FCも水際のところで踏ん張り、1点差を継続。五嶋と村上を中心に野口と大神の両SBを含めて堅い守りを続ける大津は30分に兼松をFW岩中翔大(3年)と入れ替えると、31分に貴重な追加点を奪った。山下の展開から右の舛井が後方へ落とし、野口がアーリークロス。これを山下が頭で決め、2-0とした。 横浜FCは直後に朝見と小漉をMF秋元颯太(2年)とDF芹澤悠(2年)へ交代。また試合終盤には、岩崎とMF鈴木晴弥(1年)を入れ替えた。大津も野口と舛井に代えてMF曽山瑚白(3年)とDF松野秀亮(2年)を投入。大津は45+4分、山下が超ロングシュートを決めて3-0とする。そのままタイムアップ。大津が公立校として初めてプレミアリーグファイナル優勝を果たした。
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