主要機関トップに初の女性 バチカン、教皇が任命
【ローマ共同】ローマ教皇フランシスコは6日、世界のカトリック修道会などを管轄する教皇庁(バチカン)の奉献・使徒的生活会省の長官に女性のシモーナ・ブランビッラ修道女(59)を任命した。バチカン公式メディアによると、教皇庁主要機関の「省」のトップに女性が就くのは初めて。 ブランビッラ氏は1965年、イタリア北部モンツァ生まれ。アフリカ・モザンビークでの宣教活動などに従事した後、2023年から奉献・使徒的生活会省次官を務めていた。 教皇は13年の就任後、女性の登用を積極的に進めている。教皇庁とバチカン市国で働く女性の割合は13年に19.2%だったが、23年には23.4%に増えた。