最下位が定位置の『京大野球部』 史上初の開幕2連勝 背景に「守備位置」の分析 元ソフトバンクの監督による改革「彼らの特徴は集中力。私学に比べて圧倒的にある」
最下位が定位置だった「京大野球部」が、今年は史上初の開幕2連勝でスタートダッシュ。 ■【動画で見る】死ぬほど考えて戦う『京大野球部の戦い方』 文武両道の秘訣は圧倒的な「集中力」 データ分析で導く守備位置 最下位からリーグ優勝目指す 【近田怜王監督】「私学みたいに補強してるわけじゃないので、だからこそ“頭を使う”」 改革が進む京大野球部の目標の第一歩は、“リーグ優勝”。これは決して絵空事じゃないんです。 今、注目される京大野球部…。文武両道、その極意とは。
■今年は史上初の開幕2連勝 舞台裏に「アナリスト」の存在
5月、京都大学。 「視座を高く、物事をレベルの高い視点から見るのは、すごく大事だなと思いました」 「過去を糧に今を生きて、未来へ進んでいく、“日に日に新たに”の精神だと思いました」 すがすがしい陽気の中、教室にこもり、より良い生き方について語る、京都大学硬式野球部のメンバー。 練習もせず、何をしているのかというと…。
「木鶏会(もっけいかい)です」 “人間力を高める”とうたう月刊誌「致知(ちち)」を読み、記事にある著名人の言葉などから、野球で勝つために、人として大切なことを学んでいるそうです。 京大野球部といえば、関関同立・近畿大学と共に所属する「関西学生野球連盟」の春と秋のリーグ戦で、長年、最下位の6位が定位置でした。 しかし、今年の開幕戦。相手の関西大学の先発投手は、大学生ながら侍ジャパンのトップチームに選ばれた、金丸夢斗投手。 プロのスカウトが注目する試合は、0対0と息詰まる攻防から、なんと、金丸投手から先制のタイムリーヒット。この1点を守り切り、勝利しました! 翌日も勝って、史上初の開幕2連勝。今年は何かが違う?
実は、京大では3年前から、元プロ野球選手の近田怜王さんが監督を務め、改革を進めてきました。 その一つが、データ解析のスペシャリスト「アナリスト」の存在です。 初代・三原大知さんは、ボールの回転などピッチングの分析を行い、ピッチャーの起用も任され、京大は過去最多の5勝を挙げたことも。 しかし、三原さんは2023年に卒業。今は阪神タイガースのアナリストです。
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