「トランプトレード」見直し進む、ドル・米金利が下落-原油は上昇
米大統領選に加え、市場では米金利見通しも大きく変動している。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で金利据え置きの確率は足元で約8%。わずか数週間前には、11月もしくは12月の会合で再度0.5ポイントの利下げに踏み切る可能性が議論されていた。
一方、原油相場は上昇。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国で構成される「OPECプラス」が、12月に予定していた生産引き上げを1カ月先送りすることで合意したほか、中東情勢が再び緊迫化していることが影響した。
ロンドンICEの北海ブレントは一時2.5%上昇のバレル当たり74ドル余り。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物も同71ドルを超えた。
原題:Dollar Weakens as US Polls Signal No Clear Leader: Markets Wrap
‘Trump Trade’ Doubts Drag on Dollar, Boosting US Treasuries
Oil Rises as OPEC+ Delays Output Hike and Iran Steps Up Rhetoric
(抜粋)
--取材協力:Richard Henderson.
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Catherine Bosley