このまま“出番なし”に…?中日、今季1軍出場ゼロの選手(5)立浪監督が“先発ローテ抜擢”も
シーズン終盤を迎えている2024年のプロ野球。今シーズンも主力の故障や不調など、様々な要因で選手の入れ替えが行われ、多くの選手が一軍の舞台を経験している。一方で、開幕から二軍暮らしが続き、一軍未出場の選手も少なくない。ここでは、ここまで一軍出場がない中日ドラゴンズの選手を紹介したい。(※今季成績は9月10日時点)
上田洸太朗
・投打:左投左打 ・身長/体重:184cm/91kg ・生年月日:2002年9月6日 ・経歴:享栄高 ・ドラフト:2020年育成選手ドラフト2位 育成から這い上がった上田洸太朗。ただ、今季はファームでも思うような投球ができていない。 享栄高から2020年育成選手ドラフト2位で中日ドラゴンズに入団。享栄高の先輩であり、当時中日のスカウトを務めていた近藤真市氏(現:岐阜聖徳学園大監督)からも高く評価されていた。 高卒1年目からファームで12試合に登板し、防御率0.79と抜群の安定感を発揮した。翌2022年5月に支配下契約を勝ち取ると、同年は一軍でも先発として8試合に登板。1勝5敗ながら、防御率2.83をマークした。 高卒3年目の昨季は、一軍でリリーフとして13試合に登板した。同年は防御率4.50と安定感には欠けたが、同年オフにはドミニカ共和国と台湾のウィンターリーグに参加。飛躍を目指し、ツーシームの習得にも励んだ。 しかし今季は、開幕から一軍のマウンドには上がれていない。ファームでも主に先発として9試合に登板しているが、2勝4敗、防御率4.81と苦しんでいる。 今季、一軍の先発左腕は小笠原慎之介や松葉貴大、大野雄大を主に起用。ただ、松葉と大野はベテランの域に達しており、将来を考えると上田は貴重な先発左腕になり得る。 持ち味である緩急を活かしたピッチングで、シーズン最終盤での一軍昇格を狙いたい。
ベースボールチャンネル編集部