「グループにとって悪影響だった」――山本彩が振り返るNMB48、一人で立ち向かった「恐怖」と「26歳の開花」
多感な時期に大きな挫折を経験し閉ざした夢は、NMB48という場所を経由し26歳でかなった。 「ここに来るまで、なんでこんな時間がかかったんだろう?とは思わないですね。どちらかと言えば満を持して!のほうが強いですね」 そう笑いながら語る。どれだけ時間をかけても愚直に夢への道を切り開き続けた山本の歩み方は、セカンドキャリアの構築に悩む同世代に勇気を与えるだろう。 「夢を諦めかけたときに、グループのオーディションを受けました。正直、目指す夢とのギャップもあり最初は完全な乗り気ではなかった。それでも諦められないものがあったから挑戦して、今があります。もし、本当にやりたいことがあるのならば、時間をかけてもいいから諦めないこと。折れない限り道はつながっていきますから」
山本彩(やまもと・さやか)
1993年7月14日生まれ。大阪府出身。2010年、NMB48の1期生として活動を開始、翌年にはキャプテンに就任。約8年に渡りグループを牽引し、2018年11月に卒業。2016年にはグループに在籍しながらソロシンガーとしてデビュー、2枚のアルバムをリリース。卒業後の2019年1月よりソロ活動を本格的に開始。シングル3枚をリリース、夏フェス出演など活躍。12月25日には3rdアルバム『α』をリリース。2020年2月より全国ホールツアー開催する。