（写真：映画.com）

　A24がイーロン・マスクの伝記映画を製作すると報じられてから、主演俳優の選考について続報が出ていない。そこで米バラエティは、マスク氏自身が立ち上げたxAIのチャットボット「Grok」に、「最も面白い配役は誰か」を尋ねるというユニークな試みをしている。 　Grokが推薦したのは「ボラット」や「ブルーノ」で知られる英俳優サシャ・バロン・コーエンだ。その理由について、Grokは「予想外の人選で話題を呼ぶだろう。コーエンのこれまでの役柄と、テック界の大物というマスク氏の姿のギャップが、コメディの宝庫となる」と説明。さらに「マスク氏の独特な話し方や、公の場での振る舞いを、コーエンの身体的な演技で誇張できる」と分析した。 　Grokはその他の候補として、マスクに容姿が似ているとして「ストレイン」のケビン・デュランド、また独特な狂気のエネルギーを演技に込められると評価してニコラス・ケイジの名前も挙げた。また、マスクが「アイアンマン2」に本人役で出演していることから、ロバート・ダウニー・Jr.も候補として言及。さらに「スティーブ・ジョブズ」でIT界の巨人を演じたマイケル・ファスベンダーなども挙げている。 　一方、マスクの伝記作者ウォルター・アイザックソンは、マスク本人がベネディクト・カンバーバッチを希望していると明かしている。