ソニーの「Just ear」──世界に一つの“テーラーメイド”イヤホンを作ってきた【オーダー編】
自分だけの究極のイヤホンを求め、ソニーの“テーラーメイド”イヤホン「Just ear」を購入。その【オーダー編】をフォトグラファー・YouTuber中西 学がレビューしていきます!
究極のイヤホンが欲しい!
これまで数え切れないほどのイヤホン・ヘッドホンを所有し、それなりに満足はしていたものの……より自分に合った究極の音質を追求してみたい! そして何時間使用しても疲れにくいイヤホンが欲しい! ってことで私、フォトグラファー兼YouTuber中西 学がソニーのテーラーメードイヤホン「Just ear」をつくりに行ってきました。 自分の耳型採取をしに向かったのは「東京ヒアリングケアセンター」。今回は【オーダー編】としてその模様をお届けいたします!
「Just ear」との出会い
先日、大分県にある「ソニー・太陽」に撮影で訪れました。同社はソニーの音づくりの“要”とも呼ばれ、あの『THE FIRST TAKE』でもお馴染みの業務用ヘッドホンやマイクロフォンを設計・製造しています。 社員も多様な個性やバックグラウンドを持つ方が多く、熟練のマイスターが一つひとつ手作業でつくる「Just ear」はまさに“匠の技”そのもの。この芸術とも言えるプロフェッショナルなイヤホンをぜひ自分でもつくってみたい! そんな気持ちを抱き、帰京後に早速、耳型採取の予約を取ったのでした。
最高の音質を求めて
カスタムイヤホンは名だたるメーカーから発売されているものの、私が「Just ear」(XJE-MH1R)の購入を決めた最大のポイントは、なんと言っても熟練のエンジニアとのマンツーマンの対話をもとに自分好みに音質を調整できる点。その「音質コンサルタント」は現在たったの3名しかおらず、これまでソニーを代表する名だたるイヤホンやヘッドホン開発に携わったスペシャリストたちです。 そのなかでも以前から仕事でご一緒させていただいている「Just ear」プロジェクトリーダーの松尾伴大氏は、自身もDJとして活動され、好きな音楽ジャンルも私の好みとピッタリ合うため、ぜひ同氏にコンサルティングをお願いしたかったのです。