AGFが参画するゴミ拾いはただのゴミ拾いにあらず 静岡で繰り広げられる杏林堂・静岡県との三位一体の活動とは?
直近の活動で最たるものが11月4日に遠州浜海浜公園凧揚げ公園横(静岡県浜松市)で実施した「静岡のキレイな海を守ろう大作戦」となる。 砂丘のゴミ拾いやゴミ分別ゲームに加えて、専門家によるマイクロプラスチックに関する講演も行われた。 マイクロプラスチックは、5mm以下のプラスチックを指し、プラスチックの中でとりわけ海洋中の生態系に及ぼす影響が懸念されている。 具体例としては、海辺に漂着したプラ容器などが紫外線や昼夜の温度差で劣化して破砕されてできたもの以外に、たばこのフィルターやマイクロビーズ、タイヤがすり減ってでき るタイヤ粉塵などが挙げられる。
海を守ろう大作戦について「ゴミ拾いでは45L袋で13袋ほど回収したが、それ以上に参加者に響いたと個人的に思うのが行政の専門家によるマイクロプラスチックの講義。普段、あまり意識しないマイクロプラスチックが、実は海の生態系に非常に害を及ぼしている可能性があることを講義いただき、参加者がエコ意識を強めていただいたものと考えている」との見方を示す。 三位一体の活動を基点に“スピンオフ”も生じている。 静岡県庁のSDGsイベントにAGFが出展したことを契機に、島田商業高校からの要請を受けて、2022年11月10日には、島田市・AGF・杏林堂の3者で島田商業高校の生徒に向けてSDGsをテーマにした講義を行った。
AGFと杏林堂の活動としては、2023年7月30日、小学校4-6年生を対象とした「夏休みリモート工場見学会」を杏林堂小松店(静岡県浜松市)で午前と午後の二部制で各回10組20人を招いて実施。 AGFの主力工場の1つであるAGF鈴鹿の動画の放映や試飲体験など好奇心を刺激する内容を織り交ぜてエコやSDGsの理解促進を図った。 動画については「会社に既成の動画が無く、どうせやるならお子様にも分かりやすい内容にしようと考え新たに製作した。フリーズドライ製法の紹介動画や製造ラインを走る商品目線の動画などを用意した」。 試飲体験は、「ブレンディ」スティックの「カフェオレ」「キャラメルカフェオレ」「紅茶オレ」「ココア・オレ」「抹茶オレ」の5品を飲み比べるようにして実施。人気投票も行ったところ「キャラメルカフェオレ」が1位となり、人気投票の結果は杏林堂小松店の売場で一定期間掲示された。 「ブレンディ」スティックで展開しているメッセージ付きスティックを手本に、メッセージを考案する時間も設けたところ「“子どもが寝たらブレンディタイム”など数々の面白いメッセージが編み出された」という。