年齢を重ねて黒より「グレー」が好き。「リボン」は何歳になっても逃れられない【パリに学ぶ大人のおしゃれ】
パリ在住歴30年を越える鈴木ひろこさん、通称チャコさんは、ライター・コーディネーター、そしてブランドディレクターとして長年に渡って活躍。ご自身のInstagramで発信されるファッションやライフスタイルは日本でも注目を集めています。パリへ留学していたときから親交のあるスタイリスト福田麻琴さんがチャコさんのファッションの魅力に迫ります。 【写真】フランス・パリ在住のおしゃれな日本人を全身コーデでチェック!
年齢ととも基本色が黒からグレーに変化。“リボン”は逃れられない大好きなアイテム
麻琴:今日のチャコさんはグレーが基調のコーディネートが素敵でしたし、新鮮でした。私の印象では、チャコさんはよく黒をよく着ているイメージだったんですよ。 チャコ:黒をまったく着ないわけではないんですが、今の私にはちょっと強いかなと思っていて。髪色を明るくしたこともグレーを手に取ることが増えた理由のひとつかな。もし黒だとしても、真っ黒じゃなくて少しグレーを含んだような墨黒かな。 麻琴:確かに髪色とのバランスってありますね。その点、グレーって着る人、合わせるアイテムの色を選ばない色かもしれませんね。デニムのブルーとも合うし、パステルもヴィヴィットも、“色”とのコンビネーションもきれいに決まる色ですよね。今日のチャコさんはどちらもグレーのワントーンですね。 チャコ:すらりとした体型だったら、気にせず、どんな色合わせでも着ていたと思うんです。でも、身長153㎝と小柄だし、コンプレックスだらけなので、少しでもスタイルよく見えたらいいなと。それで自然とワントーンのコーディネートをすることが増えました。 麻琴:服はワントーンでまとめながらも、小物でさりげなく色や柄を効かせているのも素敵だし、マネしたくなります。あとカチューシャのリボン使いが可愛い! チャコ:もうね、リボンからは逃れられないんだと思う(笑)。私がファッションに携わるようになった頃はピンクハウス全盛期。リボンや花柄、フリルの世界があったんですよ。先輩方がかっこよく着こなしているのを見ていたので、なんとなくリボンに対しては特別な思いがあるんだろうな。 麻琴:逃れられない(笑)。でも、それはそれでいいですよね。