<ここに注目>投手力の東洋大姫路vs打力の高知 ロースコアの展開に? 選抜高校野球
高知・谷崎陽主将の話
(東洋大姫路は)伝統ある高校で、投手を中心に守備に安定感があるチームだと思う。相手を下に見ずに、下から下からという意識で戦うのが自分たちのチーム。守備からリズムを作って戦いたい。
OBに中日・木下拓哉捕手など
1899年、江陽学舎として創立。1948年に新制の城東高となり、56年に高知高と改称された。運動部の生徒が通うスポーツ進学▽2年から文系・理系に分かれる文理▽国公立大学や私立難関大学などを目指す特進――の3コース。 運営する学校法人高知学園は幼稚園、小中高校、短大、大学、専門学校などを設置。建学の精神は「信頼される人物の育成」で、社会に貢献する人材の育成を目指している。 野球部は26年創部で、甲子園にはこれまで春18回、夏13回出場。64年夏と75年春に優勝を果たした。OBはプロ野球・中日の木下拓哉捕手や楽天の和田恋外野手など。
「力出し切って」野球部OB会長の三谷勝水さん
(センバツ出場は)本当に選手たちが頑張ってくれました。久しぶりの甲子園出場に感謝をするとともに、うれしく思っています。 私も高校2年生の時、夏の甲子園(全国選手権大会)の第50回大会に出場しました。代打として打席に立ち、ヒットを打ちました。やはり、甲子園の舞台で試合をするということで、「自分の背中で県や郷土を背負っているんだ」と、重みのあるような気持ちになったことを覚えています。皆さんも甲子園に行かれたら、このような気持ちになるのではないかと思います。 県・四国の代表として、平常心で普段の力を出し切って、臆せずに持てる力を存分に発揮してほしいです。平常心で普段の力を出し切ってくれれば、結果はついてくるはずです。