女性問題で“離党勧告”の岸和田市長は続投の意向 市議会は市長の本会議などへの出席拒否を申し入れ
読売テレビ
女性との性的な関係をめぐり大阪維新の会から離党勧告の処分を受けた大阪府岸和田市の永野耕平市長が、市長を続ける意向を示しました。一方、議会は市長の本会議などへの出席を拒否する申し入れ書を提出。混乱が続いています。 岸和田市・永野耕平市長 「しっかりと重く受け止めていきたいと思います。 反省すべきは反省して、今後も市民のために尽くしてまいりたいと思います」 9日朝、改めて続投の意思を示した岸和田市の永野市長。 性的な関係を強要したとして、女性から提訴され、解決金500万円を支払うことなどで11月、和解が成立していました。 永野市長は当初、議会の追及などに対し、「裁判で話せないことになっている」と 詳しい説明を避けてきましたが…。 所属する大阪維新の会が説明不足を理由に「除名」処分とする可能性について述べると、一転、関係の強要は否定しつつ不倫関係は認め、謝罪しました。 これを受け、8日、維新は「できる範囲で説明はつくされた」として、処分を「除名」より軽い「離党勧告」とし、永野市長の離党届を受理。 一夜明け、永野市長が市長続投を表明すると議会は紛糾しました。 永野市長 「市民の皆様の『許せない』という感情があると思うので、誠実な仕事でお返ししていきたい」 岸和田市議 「即刻 辞職をして、この場から去っていただきたい」 さらに…。 岸和田市議会の烏野隆生 議長 「全くそんなに説明には なっていなくて、女性議員もいますし、『一緒にできない』『一緒の場にいるのもしんどい』という意見もありますし」 市議会は、市長に対し、本会議や委員会への出席を拒否する申し入れ書を提出しました。 永野市長 「『出席するな』ということであれば、出席しないということになるのかなと」 (Q:進退については考えは?) 「変わりません」 市長不在で進めることとなった岸和田市議会。今後、市長の不信任案の提出も視野に入れ、対応を協議するとしています。