【高校ラグビー】花園出場51校&シード校決定!Aシードは桐蔭学園・大阪桐蔭・石見智翠館 Bシードは関東4校・中部1校・関西3校・九州2校
年末年始に花園ラグビー場で行われる全国高校ラグビー大会。11月23日、最後に残っていた長崎県・愛媛県の決勝戦が行われ、出場51校が決定しました。また、25日にはシード委員会での選考を経てシード校13校が発表されました。 <出場校一覧はこちら> https://www.mbs.jp/rugby/rt/?tournament=104
【長崎県大会】長崎北陽台が前回大会の悔しさバネに快勝
例年ハイレベルな攻防が繰り広げられる長崎県大会。昨年度の決勝戦では壮絶な試合の末、26対26での「両校優勝」を演じた長崎南山と長崎北陽台が、今年度の決勝戦も顔を合わせました。 前半、先にペースをつかんだのは長崎北陽台。前回大会では、前半に大きくリードを奪うも後半に追いつかれ、抽選の結果、花園への連続出場が断たれただけに、悔しさをぶつけます。開始1分にモールを押し込んだ後、SH牟田凌大選手が上手くサイドを突いて先制のトライ。ゴールも決めて7点をリードすると、1トライを返された後の11分、北陽台らしい素早いパスワークから最後はWTB白丸暖人選手がトライ。この後さらに1トライを加えて、17対5とリードします。一方の長崎南山も、持ち味の力強い縦突破と“動き続けるラグビー”で反撃。22分にはLO杉山湊一朗選手のトライで、17対12と5点差まで追い上げます。 しかし、今年の北陽台は違っていました。昨年度の決勝では、前半終了間際にトライを奪われ、その勢いのまま後半に追いつかれましたが、今年はここから逆に突き放します。SO田崎果選手のトライで12点差とすると、前半ロスタイムに突入した31分には、強引な縦突破を図る南山から複数人で相手を追い込んでいく巧みなディフェンスでミスを誘い攻撃に転ずると、短いキックを使いながら上手くボールをつないでWTB香月勇一郎選手がトライ。29対12とリードをひろげて、前半を折り返します。 このトライで勢いがついた長崎北陽台。後半に入ると、長崎南山を寄せつけません。後半6分にBK陣がスペースを有効に使うランニングを見せて点差をひろげると、12分には北陽台らしいテンポのいいパス回しからCTB中田悠太選手がトライ。勝負を決定づけました。この後も着々と得点を加えた長崎北陽台。57対12でライバル長崎南山に快勝し、2大会ぶり22回目の花園出場を決めました。