2人目の育児で「ここはがんばりすぎなくていい」と気づいたこと。101人の父母に聞いた
初めての出産後は、1つひとつの選択に「これでいいの?」という不安がつきまといます。でも、時間の経過とともに「これでいいや」と感じる場面が増えていくのではないでしょうか。 乳幼児期は、手探りのことが特に多い時期。2度目の育児を体験すると「1人目の頃にはちょっとがんばりすぎていたな」と感じることがあるようです。今回は、子どもの数が2人以上の男女101人にアンケートを実施。 2人目以降の育児について「ここはがんばりすぎなくても良い」と気づいたことについて質問しました。
「赤ちゃんが泣いた」に全力で反応すること
1つ目は乳幼児が泣いたときに慌てなくなった、という声です。 「泣いているときにあやすこと」(34歳男性/総務・人事・事務) 「赤ちゃんは泣くのが仕事だと思って、神経質にならずにゆったり子育てした」(51歳女性/主婦) 「お風呂で子どもが泣いてもあまり気にせず子どもの髪を洗えるようになった」(47歳男性/研究・開発) 「泣かないようにいろんなことをしてしまうこと」(50歳男性/営業・販売) 子どもが泣いたら全力であやしたり、泣かないようにあれこれ対策を練っていた最初の育児。2人目以降は、「手が足りなくて1人目のように対応できなかった」「泣き声にあわてなくなった」という声がありました。
食事の「完食・手作り」をがんばりすぎること
生後5~6カ月にスタートする離乳食。子どもの発育や発達の状況に応じて、食品の量や種類や味付けを調整しながら調理して“食べさせる”という、新たな仕事が始まります。このプロセスについて、以下のような回答がありました。 「食事。とりあえず食べてくれさえすれば良いと考えるようになった」(35歳女性/総務・人事・事務) 「離乳食を食べさせている時は時間かけてでも食べさせないと必死でしたが、食べないときは無理して食べさせなくてもいいと思いました」(37歳男性/その他) 「体にいいものを与えるという意識をし過ぎない」(40歳女性/主婦) 「離乳食は市販のものも一緒に使いながらラクをする。できる時に作り置き。手作りにこだわるのはやめた」(37歳女性/総務・人事・事務) 「ごはん食べないときに心配しすぎて無理に食べさせようとしようとしない」(50歳男性/その他) アンケートで複数寄せられていたのが全部食べさせようとがんばりすぎていた、という声でした。アレルギーの有無を見ながら、エネルギーと栄養素をある程度摂取できれば“よし”とすることで、親子ともに心の負荷が軽くなりそうです。