「年利６０％で運用」無登録でアラブの投資ファンドへの出資募った疑い…９００人から５４億円か
無登録で海外の投資ファンドへの出資を募ったとして、岡山県警は２３日、東京都港区の収納代行会社「グローバル・プロジェクト・パートナーズ」代表の男（３８）（東京都港区）ら男６人を金融商品取引法違反（無登録営業）の容疑で逮捕したと発表した。県警は６人が２０１９年以降、ファンドへの出資名目で全国の約９００人から約５４億円を集めたとみている。
他に逮捕されたのは、福岡市中央区、会社役員の男（３７）ら。６人の逮捕はいずれも２２日付。県警は認否を明らかにしていない。
発表では、６人は１９年８月～２０年５月、金融商品取引業の登録をせずに松山市の女性（５７）ら５人に対し、元本を保証した上で高配当の収入が得られると持ちかけ、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）の運用会社が手がけるファンド「Ｃ．Ｉ．Ｏ（シー・アイ・オー）」への出資金として計２４０万円を集めた疑い。
６人は地元である福岡市の専門学校の先輩や後輩などで、ＳＮＳや知人らを通じて「最低２年の運用で年利は単利６０％、複利３０％」とうたい、出資者を募集。出資者にはファンドの預かり証などを渡していたという。
２２年９月、出資者から相談を受け、県警が捜査していた。
