アウディ、新型バッテリEVモデル「A6 e-tron」を欧州で発売 「スポーツバック」と「アバント」をラインアップ
独アウディは10月29日(現地時間)、新型バッテリEVモデル「A6 e-tron」を欧州で発売した。価格は後輪駆動モデルとなる「A6 Sportback e-tron」が6万2800ユーロ、「A6 Avant e-tron」が6万4450ユーロ。四輪駆動の「A6 Sportback e-tron quattro」は7万9800ユーロ、「A6 Avant e-tron quattro」は8万1450ユーロ。 【画像】アウディの新型「A6 Sportback e-tron」 新型A6 e-tronは、アウディが2021年の上海モーターショー(Auto Shanghai)で発表した「A6 e-tron concept」の市販車。「Q6 e-tron」に続き、アウディとポルシェが採用している高効率なバッテリEV専用の新型プラットフォーム「PPE(Premium Platform Electric)」を採用する2番目のモデルとなる。 外観はダイナミズム、先進性、エレガンスを重視しつつ、スリムなデザインのデイタイムランニングライトと幅広グリルにより、フラットかつワイドなスタイルを実現。メインのヘッドライトや先進運転支援システム(ADAS)センサー、エアインテークなど機能要素は、フロントバンパーの黒い部分に集約。また、サイドの黒い部分は後方のリフレクターへとつなげることで、フラットでスリムな外観を演出した。リアは連続した立体的なライトストリップを搭載するほか、フォーリングスは点灯するタイプへと進化した。 ヘッドライトとテールランプは3Dデザインで、フロントはオプションでLEDテクノロジーを採用した「デジタルデイタイムランニングライト」が用意されるほか、リアは第2世代のデジタルOLEDリアライトが装備される。 エントリーモデルとなる後輪駆動の新型A6 e-tronは、総電力量83kWh(正味容量75.8kWh)のバッテリを搭載し、システム出力210kW(ローンチコントロール付き240kW)で、0-100km/h加速は6秒を誇る。また、ハイパワー充電器であれば、Sportbackは約10分で最大260km、Avantは最大245km分の走行電力を充電できるほか、バッテリ残量10%の状態でも、21分で80%まで充電できる。一充電走行距離はA6 Sportback e-tronが最長627km、A6 Avant e-tronが最長598kmとなっている。 四輪駆動モデルの新型A6 e-tron quattroは、総電力容量100kWh(正味容量94.9kWh)のバッテリを搭載し、システム出力315kW(ローンチコントロール付きで340kW)で、0-100km/h加速は4.5秒を達成。また、ハイパワー充電器であれば、Sportbackは約10分で最大290km、Avantは最大280km分の走行電力を充電できるほか、後輪駆動モデルと同様にバッテリ残量10%の状態でも、21分で80%まで充電可能。一充電航続距離はA6 Sportback e-tron quattroが最長716km、A6 Avant e-tron quattroが最長685kmを誇る。
Car Watch,編集部:塩谷公邦
【関連記事】
- アウディ、「A6 e-tron concept」発表 プレミアムプラットフォームエレクトリック採用で次世代の先駆け
- アウディ、新型バッテリEV「Q6 e-tron」に後輪駆動で航続距離を伸長したグレード「performance」追加
- アウディの新型バッテリEV「Q6 e-tron」試乗 ミドルサイズ導入によってフル電動SUVのラインアップ完成
- アウディ、新しいPPEプラットフォームによる初のバッテリEV「Q6 e-tron」 387HPのQ6 e-tron quattroと516HPのSQ6 e-tron
- アウディジャパン販売、北海道美唄市で氷上ドライビングレッスン「Audi Snow Park 2025」を1月24日~25日開催