東大寺の僧坊は“大規模” 発掘調査で確認された礎石から判明 21日に現地説明会
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僧侶の生活の場、「僧坊」。東大寺の僧坊は“大きかった”ことが判明です。 講堂とは僧侶が経典の講義や説教をする場所で、僧坊とは僧侶が寝起きなど生活をする場所です。 東大寺では境内の史跡整備にともない「講堂・三面僧坊跡」の発掘調査が行われ、講堂跡の東側にある僧坊の跡から建物の基礎部分にあたる「礎石」が12基確認されました。 礎石は最大で直径1mほどあり、僧坊に使われるものとしては大きい部類に入ります。柱と柱の間も広いことから大規模な僧坊だったことが判明したということです。 また、礎石の周辺からは火災の跡が3層確認され講堂や僧坊が奈良時代に創建された後、同じ場所で焼失と再建を2回繰り返し、3回目の火災の後は再建されなかったことが裏づけられました。 現地では21日に説明会が行われます。
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