近藤麻理恵「片づけをあきらめた」発言の真相を激白「これが“ときめく”選択肢なんだと」
こうして片づけに成功すると「人生が変わった!」という人が増え、まさに「片づけの魔法」が起こるという。その理由を教えてもらった。
これからの片づけに求められるもの
「片づけをすることで自分にとってどんなものがときめくのか、自分の生きる上での価値観がすごく明確になっていきます。ときめくかときめかないか、決断力や判断力も磨くことができ、片づけが終わると、モノに対してだけではなく、仕事の選択や人付き合い、自分が幸せを感じられる選択かどうかが見えやすくなってくるので、人生においてもときめく選択肢を選べるようになるのです」 さらに今回、教養という分野での「片づけ学」が生まれ、自分の人生だけでなく、社会や世界の未来にも片づけが役立つことが考えられる。 「これからの片づけに求められるのはサステナブルな視点です。手放し方の工夫や片づけを通して、消費行動を見直したり、環境に配慮したりすることが必要になってきます。片づけを実践することで、ときめく人生を歩み、社会や地球もときめく場所に変化していくことを願っています」 近藤さんによって世界に浸透した片づけ。近い将来、「片づけ学」が教育の科目となり、学校で教わる日もやってくるかもしれない。 片づけのポイント ・手をつけやすい洋服の片づけから始める ・ハードルの高い思い出の品の片づけは最後に ・捨てられないモノは素敵な収納にこだわる 取材・文/紀和 静 こんどう・まりえ 1984年生まれ。片づけコンサルタント。愛称はこんまり。幼少期から片づけの研究を始め、独自の片づけ法「こんまりメソッド」を編み出す。『人生がときめく片づけの魔法』(河出書房新社)は40か国以上で翻訳され、シリーズ累計1400万部を超える。2015年に米誌『TIME』の「世界で最も影響力のある100人」に選出。2021年にはNetflixの冠番組で、米デイタイム・エミー賞を受賞。