20年ぶりの優勝には届かず…冨安&ハバーツ弾で逆転勝利のアーセナル、マンCに勝ち点2及ばずに2位フィニッシュ
[5.19 プレミアリーグ第38節 アーセナル 2-1 エバートン] プレミアリーグは19日、最終節となる第38節を開催。日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルがエバートンをホームに迎え、2-1の逆転勝利を収めた。勝ち点3を上積みしたアーセナルだが、マンチェスター・Cも勝利したため、20年ぶりのプレミア制覇には手が届かなかった。 【動画】“運命の最終節”で冨安が貴重な同点ゴール!! 首位マンチェスター・Cと勝ち点2差で最終節を迎えた2位のアーセナル。03-04シーズン以来、20年ぶりのプレミア制覇のためには勝利が必須となるが、MFブカヨ・サカが負傷のためにメンバー外に。最前線には右からFWガブリエル・マルティネッリ、FWカイ・ハバーツ、FWレアンドロ・トロサールが入り、先発した冨安は左サイドバックの位置でスタートした。 序盤からボールを保持して試合を進めるアーセナルは前半6分、右サイドからMFデクラン・ライスが送ったクロスに対し、ファーサイドでフリーになった冨安がヘディングで狙うも、シュートはゴール右に外れる。さらに12分には相手のパスミスから好機を迎えたライス、16分にはDFベン・ホワイトとのパス交換からPA内に持ち込んだマルティネッリがフィニッシュに持ち込むも、ともにGKジョーダン・ピックフォードに阻まれてしまった。 32分にはカウンターからエバートンに好機を生み出されたが、FWドミニク・カルバート・ルーウィンに放たれたシュートは左ポストを叩いて難を逃れる。しかし、40分、MFイドリッサ・ゲイェが蹴り出したFKがライスに当たると、コースが変わりながらもそのままネットを揺らし、エバートンに先制を許してしまった。 1点のビハインドを背負ったアーセナルだったが、43分にすぐさま追い付く。PA内右からMFマルティン・ウーデゴーアが送ったマイナスのパスにフリーで反応した冨安が右足で蹴り込み、試合を振り出しに戻した。 1-1のまま後半を迎えると、14分にアーセナルをアクシデントが襲い、負傷したDFガブリエル・マガリャンイスがプレー続行不可能と判断されてベンチへ。投入されたDFオレクサンドル・ジンチェンコが左サイドバックへ入り、冨安が左CBの位置に移った。 22分にはマルティネッリが右サイドから送ったクロスをハバーツがヘディングで合わせるも、シュートは左ポストを叩いて勝ち越しゴールとはならず。すると、24分にアーセナルベンチが動き、MFエミール・スミス・ロウとDFユリエン・ティンバーを送り込み、状況を打開しようと試みる。 38分にスミス・ロウが放ったシュートがクロスバーを叩くなど、なかなかアーセナルに2点目は生まれなかったが、43分に待望の勝ち越しゴール。敵陣で相手のパスミスをFWガブリエル・ジェズスが奪うと、ウーデゴーアのラストパスをハバーツが蹴り込んだ。2-1の逆転勝利を収めたアーセナルだが、マンチェスター・Cに勝ち点2及ばずに2位でリーグ戦を終えた。