バサバレディ 最終戦でプロ初白星とともに、大会初勝利を上げ1勝1敗に<男子テニス>
20歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ
男子テニスの20歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ(サウジアラビア/ジッダ、ハード)は19日、予選ラウンドロビン「レッドグループ」第2戦が行われ、第7シードのN・バサバレディ(アメリカ)が第4シードのシャン・ジュンチェン(中国) を3-4 (4-7), 4-2, 4-2, 4-1で破って、プロ初白星を上げるとともに、大会初白星を飾った。 【坂本怜ら日本勢6名 全豪OP予選出場】 同大会は20歳以下の選手で年間の獲得ポイント上位8選手が出場する大会。4名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2名が準決勝に駒を進める。試合形式は4ゲーム制の5セットマッチでゲームはノーアドバンテージ方式。40-40になったらサービス側がサイドを選択できる。 19歳のバサバレディはスタンフォード大学で2年間過ごすなか、アメリカやカナダのITFツアー、チャレンジャー大会で多くの勝ち星をあげて世界ランクを上昇。Next Gen ATPファイナルズの初出場も決まり、在学の資格を放棄する選択をした。プロ初戦がNext Gen ATPファイナルズとなる。 バサバレディは今月のプロ転向発表で「3歳でテニスを始めて以来、プロテニスプレーヤーになるのが夢でした。友人、家族、コーチ、スタンフォードの家族、そしてUSTAのサポートのおかげで、子どものころからの夢を実現することができました。今後は大学の資格は放棄し、プロテニスでプレーするつもりです。将来が楽しみです」とコメントしている。 第1戦では、第2シードのA・ミケルセン(アメリカ)に2-4, 4-3 (7-5), 4-3 (7-4), 4-2で敗れた。 この試合、第1セットは両者がそれぞれ1度ずつブレークを奪い合い、タイブレークに突入した。タイブレークでは、先にバサバレディが2度のミニブレークを許して相手にリードを許す展開となった。第2、第3セットでは1度ずつブレークに成功し、第4セットでは第1ゲームでブレークに成功すると、第5ゲーム目で4度目のマッチポイントを取り切り勝利を収めた。 バサバレディは予選ラウンドロビン第3戦で第6シードのL・ヴァン・アッシュ(フランス)、シャンは第2シードのA・ミケルセンと顔を合わせる。 【ブルーグループ】 [1]A・フィス(フランス)1勝1敗 [3]J・メンシク(チェコ)0勝2敗 [5]L・ティエン(アメリカ) 1勝1敗 [8]J・フォンセカ(ブラジル) 2勝0敗 【レッドグループ】 [2]ミケルセン 2勝0敗 [4]シャン0勝2敗 [6]ヴァン・アッシュ1勝1敗 [7]バサバレディ1勝1敗