「自粛要請がほとんど意味をなし得ないというようなことがあれば、施設制限を判断する必要も出てくる」と吉村府知事

　新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府が発令した「緊急事態宣言」を受け、大阪府の吉村洋文知事は7日夜、臨時記者会見を行った。 【動画】大阪・吉村知事が「緊急事態宣言」受け記者会見 ※【＊＊＊＊　00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪・吉村知事が「緊急事態宣言」受け記者会見（2020年4月7日）」の会見開始時間に対応しております。 　　　　　◇　　　　　◇

外出自粛を要請

司会：ただ今から新型コロナウイルスに関する記者会見を始めさせていただきます。最初に知事からお願いいたします。 吉村：本日、国において緊急事態宣言が出されました。そして、この大阪がその対象地域の1つとして指定をされました。この間、大阪府はコロナの患者というのが日々増加しているところであります。非常に厳しい状況、まさに感染が急拡大してもおかしくないという現状だというふうに思っています。その中で本日、緊急事態宣言が出され、そして先ほどの府の本部会議において、府の方針を決定いたしました。府民の皆さんにお願いしたいこと、そしてわれわれ大阪府が一体になって5月6日までのこの緊急事態宣言の間、行動を共にすることで新型コロナの爆発拡大、これを抑えて、1人でも多くの府民の皆さんの命を守りたいと思います。 　大きくは大阪府域全域について、5月6日まで府民の皆さんの生活の維持を必要とする外出、それ以外の外出についてはお控えをお願いしたいということが1つの大きな柱。そしてもう1つは、イベントの開催の自粛の2点です。詳細については後ほど説明をさせていただきます。 　まず1点目です。ちょっと戻ってもらっていいですか。期間については5月6日まで。そして実施の内容については、法律に基づいて以下の対応を実施していきます。1つは外出自粛の要請です。府民の皆さん、医療機関への通院であったり、あるいは食料の買い出しであったり、あるいは職場への通勤であったり、そういった生活の維持に必要な外出以外については、ぜひお控えをいただきたいというふうに思います。併せて、特に3つの密が重なり合う、そして大阪においてもクラスターが判明している夜の繁華街への外出については強く自粛を呼び掛けたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。