メディシンボールを使って調整する才木。初の侍ジャパンで経験を積む

野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督（49）が9日、東京・港区の品川プリンスホテルで記者会見に臨み、11月に開催される世界大会「ラグザス　presents　第3回　WBSCプレミア12」の日本代表28選手を発表した。阪神・才木浩人投手（25）はプロ8年目で初の侍ジャパン入り。今季フル稼働した虎のエースは、世界を相手にさらなる経験を持ち帰ることを誓った。 日の丸の重みは、さらなる成長の糧となる。初の侍選出に才木が腕をまくった。 「自分は（日本代表の）経験がない。初めて選んでもらえたので、すごくいい経験になればいいなと思っています」 今季は先発ローテの柱として1軍を完走した。13勝（3敗）はセ・リーグ2位タイ。勝率・813も同2位で防御率1・83は同3位と抜群の成績を残した右腕は文句なしのトップチーム選出だ。 同3位の167回⅔を投げ、今年はフル回転しただけに「ちょっと悩みました。（体を）休ませた方がいいかなとも思いつつ」と素直な心境を吐露。ただ、「自分が得られるものがあればいい」と決意を固めた。 「経験というのはやらないと得られないもの。しっかりと自分の野球人生に生かせたらいいなと思いますね」 12日のCSファーストステージ初戦（対DeNA、甲子園）に先発濃厚。この日はキャッチボールなどで調整した。世界にその名をとどろかせる前に、まずは日本一の頂をつかみ取る。（原田遼太郎）