「第36回三田国際マスターズマラソン」…師走の兵庫を3013人が駆け抜ける
内田さんも脚が不自由だった。松本さんは「障害があっても走れると伝えることが先生の願いだったと思う。僕がそれを示し続ける」と話す。今大会では、同校で教えを継ぐ教員や学生らも、おそろいのシャツで一緒に走ってくれた。「頑張れ」という声援と拍手を力に、板バネで路面を蹴った。
ハーフとフルを合わせ、松本さんが完走した大会は75回になった。その中でも「人生を変えてくれた先生と出会えた三田を走るのは特別です」。一歩一歩に、込めた感謝。2時間4分2秒の快走だった。