『めざまし8』来年3月で終了 22年続いた『とくダネ!』後継番組も…4年で決断「視聴率の低迷が全て」
同時間帯の『ZIP!』『羽鳥慎一モーニングショー』に完敗…『ラヴィット!』は独自路線で存在感
フジテレビ系情報番組『めざまし8』(月~金曜午前8時)が来年3月で終了することが25日、分かった。理由は視聴率の低迷で、放送開始4年で幕を閉じることになる。 【写真】元「めざまし」お天気お姉さんのミニスカ全身ショット 『めざまし8』は、今月9日に死去した小倉智昭さんが約22年出演していた『情報プレゼンター とくダネ!』の後継番組として、2021年3月末から放送を開始した。メインキャスター(MC)は俳優の谷原章介が担当。現在、女性のMCは月~木曜を同局の小室瑛莉子アナウンサーが、金曜を岸本理沙アナが担当している。公式サイトで「視聴者の方と一緒に作る番組で、視聴者の疑問をリアルタイムでお答えします」と記されている通り、ニュースを深く解説し、独自の生活情報、エンタメまで幅広い内容を取り上げていた。 しかし、同時間帯の視聴率争いでは、ライバル番組に勝てない状態が続いている。25日に分かった24日放送の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と前4週視聴率でも、同じ帯の情報番組である日本テレビ系『ZIP!』、テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』に完敗していた。 テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』 9.7%(9.8%) 日本テレビ系『ZIP!』 6.0%(5.8%) フジテレビ系『めざまし8』 4.1%(4.1%) TBS系『ラヴィット!』 2.8%(2.5%) ※数値は平均世帯視聴率、()は前4週の平均世帯視聴率 「朝のバラエティー番組」で独自色を強めている『ラヴィット!』に関しては、平均世帯視聴率は『めざまし8』よりも低い。しかし、広告業界が重視するコア視聴率(13~49歳)が高いことで知られ、同時間帯で存在感を示している。一方で『めざまし8』は活路が見い出せないままで、局側が「終了」の判断をせざるを得なくなった。同番組の関係者もENCOUNTの取材に「視聴率の低迷が全てです。小倉さんの『とくダネ』は22年続きましたが、『めざまし8』は4年で終えるのも仕方ありません」と話した。なお、フジテレビは「改編の詳細についてはお答えしておりません」とコメントしている。
ENCOUNT編集部