一見“よき夫”になりそうだけど…実は“モラハラ予備軍”。「ヤバい結婚観」をもつ独身男性の特徴
②「ケンカが一切ない穏やかな夫婦でいたい」
こちらは、1つめの「毎晩、妻の手料理で家族団らんしたい」ほどヤバさがわかりづらく、もしかすると温和で争いごとが嫌いな男性で、素敵な結婚観を持っているように感じるかもしれません。 たしかにお互いが不満なく我慢もしていない状態で、ケンカが一切ないのであれば、それは理想的な夫婦像と言えるでしょう。 しかし、あくまで“理想”にすぎません。現実的に考えた場合、双方に不満が一切なく満足な生活を送れている夫婦なんて、100組中1組もいないのではないでしょうか。 要するにその発言は“高すぎる理想”なのですが、実は表面的に実現しているテイにすることは、意外と難しくないのです。そう、どちらかに不満があったとしても、さも不満がないかのように振る舞い、我慢し続ければ表向きは「ケンカが一切ない穏やかな夫婦」になれるからです。 そのため「ケンカが一切ない穏やかな夫婦」を目指す男性は、相手に不満を言わせない空気感を作ったり、不満を漏らされるとそれが悪いことのように糾弾したりする可能性があるでしょう。そして、それがモラハラになることもあるかもしれません。 結論を言いますと、100組中1組の奇跡的に相性のいい夫婦以外は、不満を溜め込まずにちゃんと言い合ったほうがいいし、ときにはそれが発端でケンカになってもいい。そうやってお互いの不満を我慢せずに解消していくことで、双方が心地よい関係になれるようにアジャストしていけるからです。 もちろんお互いに指摘し合っていき、ときにはケンカをしてでも、最終的に不平不満のない穏やかな夫婦になれるのであれば素晴らしいですが、最初から「ケンカが一切ない穏やかな夫婦」を目指しているとしたら、ヤバいということです。
③「ずっと恋人同士のようにラブラブでいたい」
こちらも一見すると愛情豊かな“よき夫”になりそうな発言ですが、やはり高い理想を追い求めすぎているあまりに、現実から乖離した考え方とも言えます。 お互いにずっと恋愛感情が高いままで、付き合いたての恋人同士のような関係性を何十年と維持できるのであれば、このうえなく素敵なことです。 ただ現実を見れば、ひとつ屋根の下でずっと共同生活を続けていくわけですから、双方が高い恋愛感情をキープしたまま何年、何十年といられるのはレアケース。 恋愛感情がゼロになるわけではないですが、多くの夫婦が恋愛感情は薄れていき、そのぶん家族愛にスライドしていくものだからです。 何十年連れ添っていてもラブラブな夫婦も稀にいますので、そんな夫婦像を目標にしておくのはいいかもしれませんが、その目標を達成することは非常に難しいということは、独身のうちからきちんと認識しておくべき。 もし、ずっと恋人のようにラブラブでいることを、夫婦関係を続けていくうえでの絶対条件のように思ってしまっていると、少しでも恋愛感情が薄れてくると「即・離婚」という選択肢が出てきてしまうのではないでしょうか。