「私は古い考えの持ち主だが...」 米スター俳優(45)、ストレートの俳優がゲイ役を演じることへの批判について本音を語る
ニコラス・ガリツィン
『赤と白とロイヤルブルー』や『メアリー&ジョージ 王の暗殺者』でゲイ役を演じたニコラス・ガリツィンは、出演を決めたときにストレートの俳優として「後ろめたさを感じた」とイギリス版『GQ』に語っている。 「私はストレートの男性であると自認していますが、素晴らしいクィアの物語に参加してきました。けれど、LGBTQ+当事者の居場所を奪っているのではないかという不安や、罪悪感を感じることもありました。同時に、私が演じてきたキャラクターの魅力はセクシャリティだけではないと思っています」 ゲイを公表しているコールマン・ドミンゴは、映画『ラスティン: ワシントンの「あの日」を作った男』で黒人で同性愛者の公民権活動家バイヤード・ラスティン役を演じ、第96回アカデミー賞主演男優賞にノミネート。しかし、クィアであることを公表している俳優は同様の評価を受けておらず、ストレートの俳優がクィア役を演じて高い評価を得ているのも事実であるという。 『Them.us』は、第96回アカデミー賞授賞式が行われる前に「Who Gets to Be Gay at the Oscars?」という記事を配信し、「95年の間に、おそらくストレートのシスジェンダーと思われる俳優がクィア役を演じ、アカデミー賞にノミネートされた回数は80を超える。そのうち、少なくとも15人が受賞している」とつづった。