名古屋のマグロ初競りで過去最高値更新! 初参加バイヤーが一番マグロを狙う 新春の熱い戦いに密着
名古屋の市場で行われた新春恒例のマグロの初競り。一番マグロが過去最高値を更新し、新年から熱い戦いが繰り広げられていました。そんな初競りに今年初めて競りに参加したスーパーに密着。お目当ての一番マグロを落とすことはできたのでしょうか…? 【動画】名古屋でマグロ初競り過去最高値
初競り初参加のバイヤーが狙う188キロの大間産本マグロ
1月5日の午前4時すぎ、名古屋市中央卸売市場本場にずらりと並べられた210本のマグロ。これから行われる新春恒例「新年初市」に向けて、プロの目利きが、どのマグロを競り落とそうかと品定めをしていました。
バロー 水産部 市場バイヤー 熊崎敬太さん(40): 「狙いは一番手前の188キロ。これを一番マグロにするように値段の話をしています」 そう話すのは、今年の最高値である一番マグロを狙い、初競りに初めて参加するスーパーマーケット・バローのバイヤー熊崎さん。狙っているのは、重さ188キロもある青森県の大間産本マグロです。
そのマグロを実際に競り落とす仲卸業者「丸鮮」の渡辺部長に、熊崎さんが狙う一番マグロの良さを教えてもらいました。 仲卸業者 丸鮮 渡辺大貴部長: 「1番目2番目の魚もどっこいどっこいなんですけど、やっぱり味。全身脂だと評価が良くみえるんですけど、(実は)下がるんですよ」
一番に狙っているマグロの断面を見ると、他に比べて赤みの色が強く、脂ののりもよいといいます。 実は、バイヤーの熊崎さんの狙いは一番マグロだけではありませんでした。この日、競りにかけられた大間産の本マグロは6本。なんと、その半分の3本を狙っているのです。
初競り初参加で心配そうな熊崎さんをよそに、ついにマグロの初競りがスタートしました! 卸業者が3社あるため、競りは3回に分けて行われます。熊崎さんが狙っているのは一番最後の競りですが、他の大間産本マグロの値段も気になるところ。次々と競り落とされていく様子を見ていると、どうやら想定通りの値段のようです。
そして、いよいよ最後の競りがスタート。はたして、熊崎さんは一番マグロを手に入れることができるのでしょうか。 競りの成り行きを真剣な表情で見守る熊崎さん。すると、渡辺部長の手が動きました。指が示した値段は、キロ2万7000円。一番マグロ、その結果は…?