日本の地で何を…。Jリーグ史上最悪の悪童外国人6人。期待されるも…。クラブを失望させてしまった男たち
MF:チアゴ・ガリャルド(元ブラジル代表) 生年月日:1989年7月20日 在籍クラブ:アルビレックス新潟 在籍期間:2017年 J1リーグ通算成績:23試合3ゴール1アシスト ブラジルのバングーからプロキャリアをスタートさせたチアゴ・ガリャルドは、国内の数々のクラブを転々としたのち、2017年にアルビレックス新潟にレンタル移籍で加入した。スピードを持ち合わせた決定機を演出するチャンスメイカーとして、背番号10番を与えられるなど大きく期待されていた。 闘病中のファンのために奇抜なヘアースタイルで試合に出場するという、人格者的なエピソードを持っている同選手だが、それ以上に良くない行動が目立った。体調不良を理由に練習を欠席したのにもかかわらずパーティーを開いていたり、トレーニング中にユースの選手やチームメイトに対して悪質なタックルで削りにいったりと、ガリャルドの行為は目に余るものばかりだった。9月には家庭の事情で帰国し、そのまま退団。この年新潟はJ2に降格することとなり、当時のサポーターにとって、チームの中心でいるはずのガリャルドに対しての失望感は大きなものだっただろう。 退団後は2019年に加入したインテルナシオナルで市場価値が大きく上昇し、ブラジル代表にも選出された。セレソンにも選ばれるような選手だっただけに、なぜ新潟で問題行動を起こしてしまったのか、疑問が残る。
MF:ベット(元ブラジル代表) 生年月日:1975年 1月7日 在籍クラブ:北海道コンサドーレ札幌、サンフレッチェ広島 在籍期間:2003年1月~5月、2004年7月~2006年10月 J1リーグ通算成績:55試合3ゴール0アシスト ブラジル出身のベットはJリーグで2つのクラブに在籍していたが、どちらもパーソナルな面でクラブを退団している。 ボタフォゴでプロデビューしたベットは、20歳にしてブラジル代表に選出されるほどの逸材だった。同選手はセリエAのナポリでも活躍し、その後はフラメンゴやフルミネンセといったブラジルの名門で実績を積み重ねていた。 2003年、ベットは北海道コンサドーレ札幌へ移籍する。J2に降格してしまった同クラブの、J1復帰のための目玉補強であり、大活躍が期待されていた。しかし、異国の地でホームシックとなってしまい、わずか7試合の出場で5月中に電撃退団となってしまった。 ただ、同選手はもう一度日本に帰ってきた。2004年夏、退団した外国人選手の後釜としてサンフレッチェ広島に加入したのだ。今度はホームシックになることなく、約2年半で55試合に出場しまずまずの活躍を見せていた。しかし、2006年9月に傷害事件を起こし逮捕されてしまうと、事態を重くみたクラブによりすぐさま解雇。ベットの2度目のJリーグ挑戦はあっけなく終わってしまった。
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