シカゴ連銀総裁、中立金利近づく中での利下げペース鈍化は理にかなう
(ブルームバーグ): 米シカゴ連銀のグールズビー総裁は、金融政策が中立的立場に近づくにつれ当局が利下げペースを鈍化させるのは「完全に理にかなう」との認識を示した。
グールズビー総裁はニュースレター「オーバーシュート」との11月19日のインタビューで、「何が中立的で何が引き締め的かを判断するためのフィールドガイド版では、状況がどうなっているかを見渡して確認することが必要だ」と発言。「2週間の時間枠ではそれはできない。少し時間がかかるため、そのような状況では減速は理にかなっているだろう」と語った。インタビュー内容は26日に公表された。
2025年に連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つグールズビー総裁は、当局がここ数カ月に金融政策の緩和に着手した中で、より積極的にハト派姿勢を示す当局者の1人。同総裁は25日にFOXビジネスのテレビ番組に出演した際、米金融当局は「ある道筋をたどっており、その道が中立と呼ばれる水準への金利引き下げにつながっている」ことは「かなり明らかだ」と述べていた。
原題:Goolsbee Says It Makes Sense to Slow Cuts as Fed Nears Neutral(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Catarina Saraiva