アンチェロッティ「私たちはヴィニシウスのあらゆる面を好んでいる」「彼は挑発しているのではなく侮辱されているんだ」|ラ・リーガ
レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は、FWヴィニシウスが態度を改める必要はないと主張した。 3日に行われたラ・リーガ第12節延期分では、ストレ・ディミトリエフスキが自身を無理矢理起こそうとしたことに憤激し、同GKの顔に張り手を食らわせて一発退場となったヴィニシウス。スペインフットボール連盟の競技委員会は、同選手に対して2試合の出場停止処分を科している。 9日に会見に出席したアンチェロッティ監督は、過去にも感情的な振る舞いや抗議で退場となったことがあるヴィニシウスについて態度を改めるべき部分もあるのではないかと指摘したが、その必要性を感じていないことを強調。次のように返答している。 「私たちはヴィニシウスのあらゆる面を好んでいるよ」 イタリア人指揮官は問題がヴィニシウスではなく、同選手に罵詈雑言を浴びせるアウェースタジアムにあることを説いた。 「私もスタジアムで、彼と同じことを耳にしているんだ。ヴィニシウスがヴィニシウスであるということは、本当に難しい。今回の処罰だって正当なものではない」 ヴィニシウスは対戦相手の選手、またはサポーターに向けて挑発的な言動を繰り返しているともされるが、アンチェロッティ監督は何よりも同選手が侮辱的な言動をに苦しんでいることを強調した。 「ヴィニシウスが挑発していると話されるのは不当なことだと思う。それは彼が受けている侮辱から話を逸らすものだ」