【W杯メンバー発表 ザッケローニ監督会見速報(1)】攻撃的な選手を選んだ
同じ実力のものが2人いたら、若い選手を
サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会(現地時間・6月12日開幕)に臨む日本代表23人が5月12日、発表された。選考理由などについて、日本代表アルベルト・ザッケローニ監督が記者会見。「23人のメンバーのうち12人が海外組、11人が国内組。平均年齢は間違いがなければ27歳」という。 主な質疑応答は以下のとおり。 <W杯メンバー発表>特番「日本代表はいかに戦うべきか」 質問「どういう基準で選んだ?」 ザッケローニ監督(以下監督)「基準としては、まずは才能を考えた。それに関しては該当する選手がたくさんいた。チームの輪を大切にすること。戦術的理解度の高さ、できるだけ多くの選手が2つ以上のポジションをカバーできること。本大会でも自分たちのやりたいサッカーがあって、そのためには主導権を握っていかなければならない。やりたいことを出せる選手を選考基準にした。それに加え、同じ実力をもつ人が2人いたら、若い選手の方を選んだ。その理由は、タフな移動スケジュール、高温多湿の中での試合のため、フレッシュな選手を選びたかった。準備期間も限られている。代表に名を連ねてきた選手を大切にしてきた。その流れの中で最近活躍している選手もたくさんいたが、これまで一緒にたたかってきたこと、つみあげてきたことを大切にした」
日本代表が伸びているんだという証を
質問「決断はいつだった?」 監督「23人に関してはかなり前の段階で頭の中ではかたまっていた。最後の最後まで考えたいということで皆さんもご存知のように広島へ視察にいったし、テレビなどを通じて選手の状況チェックしていた。リストをみてもわかると思うが、たくさんの攻撃的な選手を選ぼうと言う決断をした。理由としてはブラジルで主導権を握って試合をするには、このメンバーが正しいのではと思った」 質問「このメンバーでどんな戦いをしたい?」 監督「選ぶ基準はできるだけ自分たちのサッカーをできる基準で選んだ。本番でも日本代表が伸びているんだという証を残すためにこういったメンバーを選んだ。良いパフォーマンスをすれば結果的によいものを出せると」
長谷部、内田 、吉田については
質問「今回はけがから復帰した長谷部選手と内田 、吉田選手が入っています。これは希望的観測(賭け)で連れて行くのか?」 監督「14日の初戦まで1カ月。スタッフと情報交換をして選手たちを把握してきた。合流のタイミングから100の状態で参加できる。ブラジルの試合まで3試合ある。3選手に関しては、たくさんの休み時間があるなと」