木村拓哉、年末年始に多方面で活躍 『ハウルの動く城』から変わらぬ“挑戦し続ける”姿勢
1月10日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、映画『ハウルの動く城』が放送される。宮﨑駿監督作品で、90歳の老婆に変えられてしまった帽子屋の少女ソフィーと、美しい青年の魔法使い・ハウルの不思議な恋の物語を描いたファンタジーで、ソフィー役を倍賞千恵子、ハウル役を木村拓哉が務めた。映画公開当時はもちろん、10代から50代のいまなお人気と注目を集めて離さない木村。直近も2024年の年末から年明けにかけて様々な番組に出演。ドラマ、映画、バラエティとあらゆる方面から大きく話題を集めた。 【写真】ジブリ作品“随一”と呼ばれる美しさ 2024年12月29日に放送されたのは、木村が主演を務める2019年10月期放送の日曜劇場『グランメゾン東京』(TBS系)の一挙放送に続き、新作のスペシャルドラマ。さらに、12月30日からは同作の劇場版にあたる映画『グランメゾン・パリ』(監督:塚原あゆ子)が公開。公開7日間の興行収入は13億9000万円、観客動員数96万人を記録(東宝発表)と、早くも大ヒットを飛ばしている。 木村が演じるのは型破りなシェフ・尾花夏樹。フランスのパリの一流レストランで修業を積み、パリで京野陸太郎(沢村一樹)と共同で「エスコフィユ」を開業。2つ星を得るほどの腕前だったが、ある出来事を機にその地位を失ってしまう。数年後、尾花の前に現れた早見倫子(鈴木京香)の誘いを受け、再起をかけて奮闘する。腕を磨き、自分を信じ、仕事を愛する。様々な困難が降りかかろうとも突き進む姿は、様々な数字が物語っているように、いまなお観る者の胸を打ち続けている。 バラエティ番組でも相変わらずの活躍ぶりで、SNSで反響が大きかったひとつが12月20日放送『それSnow Manにやらせて下さい 3時間スペシャル』(TBS系)。事務所の後輩であるSnow Manとの共演で、東京ディズニーシーへと向かう車中で交わした木村とSnow Manメンバーとのトークが大きな話題を集めた。 中でも、ラウールが同じ事務所に木村という存在がいることへの感謝を述べた上で、木村の立場からすれば事務所を離れる選択肢もあったのではないかと想像を巡らせると、木村は自分だけでできている仕事ではないと話し、「ファンの方がいてくれて俺ら初めて成立してる」と語った。一方で、木村はドラマで共演した目黒蓮の奮闘ぶりに加え、Snow Manについても「太い柱」として活動を讃えた。 10代から今に至るまで人気を牽引して走り続けている木村。様々なドラマのストーリーはもちろん、役柄のヘアスタイルやファッションまで注目を集め社会現象を巻き起こしたほどだ。それも一過性ではなく彼のスタイルは色褪せることなく支持されている。息子と言っていいほどの後輩たちを前に、若者に媚びるとも違う、自分の中に確固たる芯を持ちながらの謙虚さは健在だ。 また、2025年1月5日放送の『さんま・玉緒のお年玉! あんたの夢をかなえたろか 30周年SP』(TBS系)では、「101歳のおばあちゃんを木村拓哉に会わせたい!」という願いを叶えるべく、木村が101歳のファン・ふくさんのために奔走。事前のサプライズにはじまり、仙台のライブへと招待した。単にスターが登場して“番組を盛り上げる”というものではなく、全力で参加して作り上げる姿があった。その姿勢には、改めて襟を正す思いにさせられた人も多いのではないだろうか。