鳴工以来16年ぶり、鳴門渦潮V…小松島との接戦制す
第77回県高校野球秋季大会（徳島県高野連主催）の決勝戦が13日、徳島市のむつみスタジアムであり、夏の大会を制した鳴門渦潮が小松島を下し、前身の鳴門工時代以来16年ぶり13度目の優勝を果たした。3位決定戦では鳴門が川島に劇的な逆転勝ち。鳴門渦潮、小松島、鳴門の3校は、26日から高知県で開催される四国大会に出場する。（荒川紘太） 小松島―鳴門渦潮 初回鳴門渦潮1死1、3塁、長嶋選手の内野ゴロの間に西丸選手が生還し、先制（徳島市のむつみスタジアムで）
鳴門渦潮7―6小松島
鳴門渦潮は、西丸皇槻選手の2点適時打などで、二回までに3点を奪った。西丸選手は四回にも中前適時打を放つなど勝利に貢献。「初球から積極的に振ったことが良い結果につながった」と振り返った。四回には森本一尊選手の中前適時打などで3点を奪い、逃げ切った。
先発の大城礼投手は試合途中で横手投げから上手投げにフォームを変更して完投。「浮いた球を相手打線に痛打されていたがフォームを変えたことで球を低めに集められた」と振り返った。
小松島は、三回に連打で2点を奪うなど粘り強い攻撃で接戦に持ち込んだが、及ばなかった。
鳴門渦潮・森恭仁監督
「小松島打線は強力だったが、要所を締めて戦うことができた。四国大会ではやるべきことをもう一度見つめ直し、優勝校ということを意識せずに一つ一つの試合を戦っていきたい」
鳴門渦潮・長嶋颯斗主将
「投手を中心に守備で流れを作り、チャンスに打てたことがよかった。より守備力を高め、四国大会では挑戦者の気持ちで食らいついて戦いたい」
鳴門が川島に劇的逆転、3位
鳴門6―5川島
鳴門は3点を追う九回、三木響生選手の適時打で2点差とし、さらに一死一、二塁の好機から4番の稲山壮真選手が逆転3ランを放った。
川島は初回に2点を先制するなど優勢に試合を進めていたが、最後に踏ん張れなかった。
