お腹に入った3本の縦線「アブクラックス」が美しい42歳 コンテストで3クラス金・銀・銅の3つのメダルを獲得
「今日の仕上がりは30点ですね。自分ができることはやり切りましたが、まだまだ満足できないですし、もっと頑張れたと反省しています。来年は100点の身体で出場します」 【写真】内田亜希子さんの美しい「アブクラックス」 “サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト『SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)』埼玉予選が、10月5日(土)埼玉・久喜総合文化会館で開催され、しっかりとした筋肉量と引き締まった身体、力強さが必要とされるビキニベティ部門に内田亜希子(うちだ・あきこ/42)さんが出場。セクシーで健康的な腹筋を印象づける、スッとお腹に入った3本の縦線「アブクラックス」が目を引いた。
出場、入賞経験のない選手が争うROOKIE部門で優勝、年齢37歳以上のマスターズ部門で2位、そして出場制限のないオープン部門で3位と、トリプルエントリーで見事に全ての色のメダルを獲得。 誰よりも力強く、自信に満ちた堂々のステージパフォーマンスは非常に印象深かった。 「昨年はモノキニのビューティー部門に出場したのですが、筋肉量が多いため今年からビキニのベティ部門に転向しました。今回が初戦だったのですが、筋肉を残しながら体脂肪を落とすことに苦労しました」 60.5kgあった体重も、この日のために5カ月間で15kg落としたという内田さん。なかなか思うように体重が落ちずに、最後は少し無理をして減らしてしまったと話す。 「健康にはあまり良くないのですが、出場するからには絶対に絞り切ってやる!という気持ちで最後は乗り切りました。来年は増やし過ぎず50kg程度に留めておきたいですが、お菓子も大好きだし、明日も新大久保で食べ歩きの予定を入れてしまったので……困りましたね(笑)」 内田さんが運動を始めたきっかけはダイエット。最初は食事制限と有酸素運動だけで痩せたため、惰弱な見た目でありながら、リバウンドを繰り返したという。今でも有酸素運動は積極的に取り入れているそうだが、筋トレとのバランスに細心の注意を払っている。 「食べても戻らない身体にしたいという思いから筋トレを始めました。職場の人がコンテスト出場を勧めてくれたのですが、まさかここまで身体を鍛えてハマってしまうとは思ってもいませんでした」 インタビュー中も終始明るく、ステージを降りてもパワフルな内田さん。来年以降はもっと力強いパフォーマンスで我々を驚かせてくれるに違いない。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
文:林健太 撮影:中原義史