「おおさか維新の会」結成を表明 橋下徹氏ら会見全文3
7月24日ですね。ちょっと本当に頭にきたのは
──松井幹事長に2点お伺いしたいんですが、まず知事選と市長選、これ松井幹事長と吉村さんは無所属ではなく、地域政党・大阪維新の会の公認候補として戦うということでよろしいでしょうか。 松井:ええ。地域政党・大阪維新の会の公認として戦います。 ──あと、もう1点なんですけれども、現在、維新の党執行部側と分党交渉を進められてますけれども、この交渉が仮にまとまらなくても、新しいひらがな、おおさか維新の会の国政政党の結党手続きも含めて、それはダブル選の告示まで間に合わせたいということなんでしょうか。 松井:これもう今、僕と代表も維新の党の、もう離党してますし、党員でもありませんから、今回まったく、その維新の党の今の状況とは別の話としてね、もう新たな、われわれのローカルパーティ・大阪維新の会の、そういう理念、心情、その地方分権改革を進めていけるような国政政党をつくるということですから。今、維新の党の中でいろいろ議論されていることとは別の、もう話です。 ──まず松井知事にお伺いしたいんですけども、住民投票の運動のときには、もし否決された場合には民間人に戻ることも示唆されていらっしゃいましたけども、ご自身での決断、いつごろ、なぜもう一度再挑戦しようと思われたのか。伺えますか。 松井:もうね、7月24日ですね。ちょっと本当に頭にきたのは、あの大阪会議の1回目です。ええ。あの1回目のときに、都構想の対案じゃないと。なんで二重行政の話、せなあかんのと。こういうことを柳本さんたちが言った。で、大阪会議の規定の中に二重行政の話もできるって書いてるでしょう、と。そういう態度で向こう、おっしゃったんですね。できる規定があるんではなくて、二重行政はもうやらなければならない規定にすべきだと僕は思うんですよ。そういう話を5月17日にやってたでしょう、と。それができるって書いてたんだから、なぜあかんのというようなね、ことをおっしゃったんで、ちょっと本当に頭にきましたね。 いや、これもう、何が頭に来るというのは5月の17日以降ね、いろんな人にお会いした。で、いやあ、残念やったねと。応援してたのに、ということを言われる中で。いや、これから大阪会議というところで話し合いも進んでいきますから、ということを僕が言ってましたよ。ところがそういう人たちの思いをね、もう要はまさに裏切ってるわけで。で、反対の人たちからも言われましたよ。いや、大阪都構想、私、反対やってん、と。でも二重行政は松井さん、橋下さんと解消しいや、と。話し合いでできるらしいやんかと。こういうことも言われました。 だからそういう人たちの思いをね、なんか一瞬にしてあれで、自民党の本性が見えたなと。で、ちょっとこうめらめらとね、ファイトが湧いてきたと。でも、いきなり7月の24日でね、いやもうその時点でとは思いませんでしたよ、やっぱり。やっぱり4年間、この知事という仕事をやってきてね、何も都構想の設計図を作るだけが今度の、再選すれば4年間の仕事じゃないんでね。もうその他にももう、医療、福祉、教育、それから都市整備、安全・安心対策。もうありとあらゆる仕事あって、それがもう毎日日々ね、課題は出てくるわけですよ。だからそれをもう4年と、こう思ったときにやっぱり熟慮の期間がいるなと。 で、そういう中で橋下代表のほうからね、いやこれはやっぱりもう一度ね、そういう都構想の設計図を作り変える、その意見交換するにも、もう一度設計図を作り直すにもね、また今、先ほども言いましたけども、大阪府、大阪市が一番協調できる、できているその時期。これでさまざまな一体で、例えば観光戦略なんて、もう結果出してきてる中でね、これやはりもう一度ね、再挑戦すべきじゃないですかと。最後にはね、市長の、代表のほうからね、僕は首長8年やってますから。首長8年ぐらいはやっぱりやるべきですよ、って言われましてね。で首長8年って、僕はもう政治12年やってるんでね、年も5つ上なんですけど、そう言うたら首長4年かなという思いもあって。 まあ、自分の中でね、さまざまな課題が解決できれば。それでまた自分のモチベーションと、あと4年間、気力、体力、これをやり切れる自信。こういうものをね、問い直して今回ね、9月中に決めるということを申し上げてたんで、9月の後半に最終決断をしたと。こういうことです。