「おおさか維新の会」結成を表明 橋下徹氏ら会見全文3
同じ価値観を有しないと大阪の政治行政が動かない
平松さんと、平松さんが今、取りざたされていますけれども、平松さんが知事になって、柳本さんが市長。うまくいくわけありません。柳本さんは平松さんにいろいろ批判的な意見を持ってるわけですから。実際に平松さんが大阪市長に立候補したいと言っても、平松さんじゃ駄目だということで自分がなったわけです。だからこれ、われわれだけじゃなくて大阪府知事と大阪市長が維新にならないと、維新が考えてることはもうできませんね、じゃなくて、これは相手方も同じなんです。 結局、大阪の構造的な欠陥というものは、知事と市長がまったく同じ価値観を有する2人が誕生しないことには、大阪の政治行政が動かない。で、僕と松井知事が2人誕生したのは、本当に大阪の政治史の中の偶然、奇跡ですよ、これは。こんなことあり得ません。 だからもう、吉村さんにこれ、頑張ってもらいはしますけども、将来、この大阪の不毛なこの知事、市長のねじれ。知事、市長、それから府議会、市議会のねじれ、こういうことをなくすためには、組織をきちっと一本化するところは一本化して大阪都庁に、大阪都議会にまとめてね。もちろんそのときには大阪都知事と大阪都議会の調整っていうものはもちろん必要になりますけれども、今のように大阪府知事、大阪市長、大阪府議会、大阪市議会、それから堺市長、堺市議会、6つのこの決定機関がみんなで何か話し合いをする、利害が反発することについて話し合いをする。大阪会議を見てもらっても分かるとおり、こんなの前に進みません。こんなことをするぐらいだったら、やっぱり大阪都庁、大阪都知事に一本化したほうがね、より大阪は前進するんではないかという思いです。 ですから、これは相手方にも言えることですけども、知事、市長が本当にこれ、考え方の違う知事、市長が誕生すれば、大阪都構想の議論も進まないけれども、自民党の柳本さんが考えてるような話も進まないと。また大阪はなんにも進まない大阪になる。不幸な大阪になると。そういう意味では僕は大阪都構想、絶対にこれはやりきらなければいけないと考えています。 司会:はい。ありがとうございました。続きまして。 ──2点お願いしたいんですが、新しい政党の英語の名前は決まりましたでしょうか。英語。 橋下:まだ決まってません。それはまた担当に考えてもらいます。