岩堀せりとモデルの仕事「子育てもひと段落。これからは忙しいお母さんでありたいし、求められる限りずっと働いていたい」
『otonaMUSE』のチームがL.A.に来てくれて、表紙とカバーストーリーを撮影。「みんなと会えて最高に楽しかった思い出です」
「昔はそんな風にモデルとして撮影を思いっきり楽しんでいましたが、今は撮影の回数が圧倒的に少なく、毎度お久しぶりすぎて緊張しています。ずっとドキドキしていて、あっという間に終わってしまうことのほうが多いです。 それに、最近の現場では私が最年長のことも多い。若いスタッフからすると大御所みたいなポジションになってしまうので、気さくなキャラでいこうと心がけています(笑)。若い世代とお仕事するのってすごく楽しいんですよ。刺激もあるし、真剣に可愛くしようとしてくださるし、今までにない視点で私の新しい魅力を見つけてくれる。最近もはじめましての若いメイクさんと現場でご一緒して、いままでにない感じで可愛くしてくれて嬉しかった♥ 今、スタッフを自由に選べるとなったら、もちろん既知のスタッフさんも嬉しいですが、会ったことのない人でも、おすすめの若手スタッフさんとお仕事したいなと思いますね。 私ももう46歳ですし、若い世代のモデルは増える一方。今のポジションにしがみつきたいと焦る気持ちはあまりなく、来るべき日がきたら『もうここに居場所ないなら、自分はまた違うところを目指そう』と素直に思います。次の世代に交代するのは当たり前のことだし、しょうがないよねと思います。その時々の需要に合わせて、求められる場所にいられたらいいですね」
ずっとずっとモデルの仕事はしていたい
「モデルの仕事はどんなに私がやりたいと言っても、求められないとできない。それでも、やっぱりできることなら年を重ねてもずっとモデルの仕事がしたいです。初めましての媒体も大歓迎。お話いただけるとしたら、ぜひやりたいです。 他にもYouTubeを一瞬だけ始めようかなと頭をよぎったことはあります。でも、再生回数を気にしすぎそうだし、ちょっと違うかもと思いその時はやめることに(笑)。昔は、演技も薦められて俳優のお仕事もしたことがありますけど、下手すぎてダメでした。最近、テレビにもたまーに声をかけてもらうことがありますけど、バラエティや情報番組の場合、自分を出すというよりチームプレーが大事だし、テレビだからといってテンションが特別上がるタイプでもないのでそれこそ向いていないのかも……と思ったり。とはいえ、お仕事をいただけるなら色々トライしてみたいという気持ちはあります。 今は、L.A.に住んでいるので物理的に厳しい部分もあるけれど、仕事モードに気持ちが傾いていて、もっと働きたい!という意欲が増しています。今は毎日全力で子どもたちに合わせて生きている人生だけど、段々手がかからなくなり、正直焦ってきているんですよね。私、子どもからみたときに、“暇そうな親”より“忙しいお母さん”でありたいんです。家でじっと待っているよりも、仕事をして自由に旅をしているような母でいたい。そうなると、いよいよ何かを始めないと手遅れになってしまうぞ、と。家庭以外にどこかに必要とされている場所があると気持ちが安定するし、外の世界の話を家に持ち帰るのも楽しそうですよね。いつも暇だな~と言ってる人よりは、ある程度忙しい人のほうが魅力的なんじゃないかなと思いますね」